救急法 たまごビル院長 石垣 邦彦 先生 八尾市救急医療隊 |
八尾市の救急医療隊から4名の隊員に来て頂き、救急車が来るまでの重要な 救急法について学び、実習を行いました。この体験は、家族のためばかりではなく、 世のため人のためになる大切な事で、参加者も大変熱心に取り組みました。 ☆ もし、重大な事態(大出血、呼吸停止、脈拍停止、)が起こった時、救急車が 来るまでの時間は“空白の5分間”と呼ばれています。血液が3分の1(60キロの 人で約1.6リットル)出血すると死亡します。呼吸が停止すれば数分で心臓が停止 します。 呼吸停止してから、2分以内に人工呼吸を始めると、約50%の方が助かりますが、 5分後では75%の方が亡くなります。ここで大切なことは、そばにいる人たちが 応急手当をしなければ、助けられないと言う事です。応急処置を学び、自分の出来る ことをしてあげる勇気と気持ちが大切です。 八尾市救急医療隊員の皆さん。 |
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止血 動脈性出血の場合、脈にあわせて出血し、色は真っ赤。60キロの人で1.6リットル (牛乳瓶8本)で命が危ない。止血が必要。 ☆ 圧迫止血 出血している所を清潔な布で押さえ、圧迫する。(血が止まるまで押さえ 続ける)傷口を確かめ、布で押さえて押しておけば血は止まる。 ☆ しばる 最終手段。切断した場合の様な最終手段の時だけ行う。 (圧迫止血の方が良い)棒を入れてきつく縛る。 (細いひもや、針金はダメ)30分に1度はゆるめないと、組織が壊死する。 |
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心肺蘇生法 | |
1、声をかけ、意識や反応が有るか確かめる |
2,意識が無ければ救急車の手配をたのむ |
3,口の中に異物がないか 舌が詰まっていないか確認する |
4,気道の確認、首がまっすぐで舌が気道を ふさいでいる |
5,首を後ろに反らせ、気道を真っ直ぐにして息が 出来るようにする |
6,気道確保の実際額を押さえ、右手の指2本で あごを上げる |
7,息をしているか耳で聞き胸を見て 動いているか確認する |
8,息をしていない時は人工呼吸する鼻をつまみ、 あごを上げて息を吹き込む |
9,脈拍をみる場所を示している |
10,脈をみている所。指2本で5秒間調べる |
11,脈が無ければ心臓マッサージを行う 心臓の位置の確認 |
12,手を重ね、垂直に押す1分間に100回程 |
心臓マッサージを15回行い、人工呼吸を2回。これを救急隊が来るまで行う(救命リレー) |