3月度 演題 心臓病・胸部大動脈瘤について 講師 八尾徳洲会総合病院 酒井 敬 先生 |
![]() 酒井先生は八尾徳洲会病院で心臓の手術をされていますが、 考え方は石垣先生と同じで、病気を予防し、病気になりにくい 生活習慣をすることが大切と言われました。 日本人の三大死因は一位が癌、二位心臓病、三位が脳血管疾患 との事です。心臓病と脳血管疾患を合わせると一位の癌とほぼ同数 になります。これらの疾患の原因は血液の病気との事です。 血管が細くなったり、詰まったりするのは、血管の壁にコレステロール などが沈着し、血管を傷め、詰まらせるからです。ここで、動脈硬化の 原因や症状、手術の方法などを、スライドを使って分かりやすく説明が 有りました。 ![]() 動脈硬化の原因は、生活習慣病が一因となっており、生活習慣を改める 事により動脈硬化は予防出来ると考えられます。 (1) 喫煙や深酒、ストレスなどは、酸化ストレスと呼ばれ、体内の 活性酸素を増加させ、血管の壁を傷つけ、動脈硬化を発生させます。 (2) 動物性脂肪などは、高脂血症の原因になります。動物性脂肪を 食べた場合、腸からの排泄を促進してくれる植物繊維を十分に 摂る事も重要です。現在は食事が欧米化しており、従来より肉食 が増えているので、野菜などの必要量も増えている為、結果的に 野菜が不足する事に成っているとの事です。 (3) 糖尿病、肥満症は、カロリーの摂り過ぎで起こります。飽食の時代と 呼ばれ、食事の量が増えており、また、甘い菓子類などの間食が、 大きなカロリーとなっています。 動脈硬化を予防する為には、 (1) カロリー制限と植物繊維を摂る献立。 (2) 禁煙、深酒をやめる。 (3) 自分なりのストレス解消。 (4) 適度な運動などが有効です。 ![]() |