6月度 演題 アスベスト被害を防ぐ 講師 八尾徳洲会総合病院 呼吸器科 瓜生 恭章 先生 |
【石垣 邦彦 たまごビル院長】 まず、石垣邦彦たまごビル院長から話がありました。 最近の医学が、やっと予防に眼を向けてきた事。たまご理論の内臓活性化で、病気が治る、そして、病気にならなくなる事、すなわち病気を予防するということに、世の中がやっと近づいてきた。 これからは、内臓活性化で予防する事、病気にならない事が大切です。 ------------------------------------------------------------------------------ 【瓜生 恭章 先生】 アスベストとは、軽く、直径が数十ミクロンと細く、飛散しやすい為、肺に吸入され易いものです。 肺などの中に入ると、分解や吸収されない為、長く体内に残ってしまいます。 アスベストは様々な所で使用されていて、現在は輸入は出来なくなっていますが、在庫として多数残っており、現在も使われているとの事です。 アスベストが引き起こす病気は 石綿(アスベスト)肺 石綿を吸って、肺が繊維化してしまう、じん肺です。 悪性中皮腫 肺や臓器を取り囲む腹膜に出来る悪性腫瘍。 肺ガン などですが、恐ろしいのは、アスベストを吸ってから20〜35年後に発病し、すぐ死に至る事です。 症状が出ない為、見つかった時には病気が進行していて、治療できずに死んでしまうのです。しかし、現在では、有効な治療法は少なく、早期発見と、アスベストを吸わないようにするしか有効な方法は有りません。 肺ガンとタバコの害アスベストを吸っていない人の中で、タバコを吸う人の肺ガンになる危険性は約10倍になります。 アスベストを吸うと誰もが肺がんになるわけでは有りませんが、アスベストを吸ってしまった人は肺ガンになる危険性は約5.2倍。タバコを吸う人は肺ガンになる危険性は約53倍にもなります。 アスベストを吸ってしまった可能性のある方は、早期発見の為の検査をし、タバコはやめるようにしましょう。 |