たまごビル健康講座   平成18年2月18日



2月度 演題 

メタボリック シンドロームを解決する
    ROB治療による腹式呼吸法 ARRB(アーブ)

       たまごビル院長  石垣 邦彦 先生



石垣 邦彦先生】

 まず最初に、最近注目されているメタボリックシンドロームについて説明が有りました。
メタボリックシンドロームとは腹部の肥満や高脂血症、高血圧、高血糖の危険因子がつまった危険な状態の事です。

“死の四重奏”も有名ですが、メタボリックシンドロームは、特に内臓の脂肪に注目しています。

死の四重奏
(1) 肥満
(2) 高血糖
(3) 高血圧
(4) 高脂血症


 最初に紹介された患者さんは、典型的な“死の四重奏”に当てはまる方です。
内臓脂肪の詰まったお腹や、肥満、高血圧などが原因の患者さんでした。



ところが、次の患者さんは、“死の四重奏”に当てはまらないけれど、脳梗塞になった方でした。
若く、肥満や高血圧も無く、検査にも異常が無いのに脳梗塞になった方でした。

現代医学では原因が分からないとの事でした。
しかし、石垣院長は、その原因が内臓の動きにあることを見抜き、ROB治療を行い、現在は健康に過ごしておられます。

この、患者さんは、脳梗塞を起こす2年ほど前から、お腹が張った状態で、便秘と下痢を繰り返していたのです。内臓の動きが悪いと、血液の流れに影響が出て、脳梗塞や心筋梗塞を起こすのです。

現代医学では、胃や腸は消化吸収の機能しかしていないように思われています。しかし、歯の治療をするとき麻酔薬が誤って飲み込まれ胃や腸の動きが止まると、心筋梗塞や、脳梗塞を起こす例が知られています。

また、胃カメラの撮影時も、胃や腸の動きを止める薬を飲んだ時、同様に心筋梗塞や、脳梗塞が起こる例が知られています。

これは、検査に異常が無く、肥満で無くても、内臓の動きが悪いと、心筋梗塞や脳梗塞が起こるという事です。

ROB治療を行い、内臓の動きを活発にすると、血液の循環が良くなり、心筋梗塞や脳梗塞を予防できます。  

 *検査の値が正常でも安心できません → ROB治療で内臓の動きを活性化しましょう。
 * また、ROB治療を行った上で、腹式呼吸をする事で、ますます内臓の動きを活発化し、内臓脂肪を消化する方法が紹介されました。

ARRB(アーブ)と名づけられた「ROB治療による腹式呼吸法」です。
しかし、この方法は、正しく行う必要があるため、必ず石垣院長の指導を受けて行って下さい。正しい方法でアーブ「ROB治療による腹式呼吸法」を行えば、内臓脂肪を消化し、ぽっこりした危険なお腹を元に戻し、メタボリックシンドロームを解決する事が出来ます。