たまごビル健康講座   平成16年10月16日



10月度 演題 
 
たまご 理 論       
 
 講師 たまごビル院長 石垣 邦彦 先生 






【たまごビル院長 石垣 邦彦 先生】 


 現代医学はすばらしく発展し、何でも分かるようになってきましたが、その反面、何か変だなと思われる部分も出てきました。

 本年度は、突然死、心筋梗塞、消化器ガンの専門医を招いて健康講座を開きました。長年治療や手術を行ってこられましたが、治療には副作用があり、手術でも再発があり、諸先生方が出された結論は、治療も手術も完全ではなく、病気になってからでは手遅れとの事でした。

 健康講座の体験発表には頚椎ヘルニア、腰椎ヘルニア、睡眠時無呼吸症候群の患者さんが登場し手術をしなくても、
ROB治療で元気になったという発表がありました。

 頚椎ヘルニアでは、手術をしても、しびれはとれず、再発の可能性もあり、半身不随になる場合も有るとのことでした。それでも手術を受けようとするのは、病気の苦しみから何とかして逃れたいとの思いからです。

 たまご理論では、内臓の動きに注目し、ROB治療を行うことにより内臓の動きを活発にします。内臓の動きが大きく活発になれば、弱った内臓を守るため背を曲げた不自然な姿勢を強いられてきた患者さんの姿勢が良くなり、同時に正姿勢で呼吸も大きく深くなり、また内臓が活発に活動することで血液の循環が良くなり頭寒足熱の循環の良い体になります。

 姿勢が良くなれば、無理な姿勢から起こっていた、頚椎ヘルニア、腰椎ヘルニアも、原因が無くなったため自然に回復に向かいます。

 呼吸が大きく深くなれば、睡眠時にも気管の閉塞が起こらなくなり、睡眠時でも無呼吸は起こりません。 循環が良くなり、充分な血液が手足の末端まで行き渡れば頭寒足熱の体になります。

 ここで、頭部と足先の温度差の実験がありました。頭寒足熱の体では、自然と血液の循環が良くなるため、心臓の負担が軽くなり、血圧も無理なく下がってきます。(循環が悪いと、無理やり血液を流そうと、心臓が無理をするため心臓に負担がかかり、このため血圧も上がります) これら全ての症状が起こっていたとき、内臓が弱っていたことが分かっています。

 ROB治療と生活習慣の改善で内臓の動きが良くなれば、症状は癒されてきます。これがたまご療法なのです。これらのたまご療法を分かりやすく説明した本が、来年(平成17年)春に出版されます。期待しましょう。 



(左)下に湯、上に水(頭寒足熱)では、循環が起こりますが、(右)下に水、上に湯(頭熱足寒)では、
循環が起こらない事が解ります。 
体の中でも同じ事が起こっています。