たまごビル健康講座   平成16年6月12日



 
 6月度 演題 
  
  睡眠時無呼吸症候群 
        

 講師 たまごビル院長    石垣 邦彦 先生





【体験発表】 SY さん

 名古屋で会計事務所の事務の仕事をしている、SYさんは、午後になると激しい眠気におそわれ、意識がもうろうとして、仕事をしていても、何 をしているのか分からなくなる状態でした。

また車を運転していても、意識がなくなるような居眠り運転をしてしまい、いつ事故を起こしてしまうか分からない状態になってしまいました。

病院に行ったところ、睡眠時無呼吸症候群と診断されました。

手術をすすめられましたが、手術は再発の危険があり、アメリカでも多くの訴訟が起こっている事がわかりました。

他のいろいろな療法を試しましたが、うまくいきませんでした。

そのとき、知人の勧めで石垣先生のもとを訪ねROB治療を受けたところ、数回で調子が良くなってきました。
いびきもかかなくなり、よく眠れるようになり、現在では完治して仕事に頑張っておられるとの事です。



【健康講座】 たまごビル 院長 石垣 邦彦 先生 


なぜ睡眠時無呼吸症候群が起こるのか、どうしたら良いのか。

まず、呼吸について、解剖学のビデオで、解説がありました。                  
 呼吸は、鼻と口からしますが、睡眠時には上を向くので

(1)鼻の奥の軟口蓋(なんこうがい)が下がって気道を塞ぐ。
(2)のどの奥の気道を、舌の後部が下がり、塞ぐ。
(3)下あごが下がり、気道を狭める。
(4)肥満により脂肪が付き気道をせばめる。

寝ると、舌やあごが下がり、気道を圧迫します。睡眠時に呼吸が緩やかになると、息が詰まってしまいます。



現在の医療では気道を広げるような手術をしますが、また、詰まってきます。

ここで、石垣先生の強調されたことは、睡眠時の呼吸は横隔膜の動きで呼吸する腹式呼吸である事です。

つまり、内臓の動きが悪いと横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が弱くなって、睡眠時無呼吸症候群が起こるのです。

たまご療法の内臓活性化により、内臓の動きを活発にさせることで、横隔膜の動きを大きくすれば、しっかりと呼吸でき、息が詰まることを防げるのです。

 たまご理論の健康体の三原則が大切で、健康な身体に近づければ、睡眠時無呼吸症候群も治ってくるのです。

健康体の三大特徴
(1)頭部と足先の温度差
   「健康体」の場合、頭部が足先より役1度から
    3度高い範囲である
(2)腹部の形態と腹部の温度分布
   「健康体」の場合、立位で上腹部が下腹部より
    少し低く手で圧迫しても圧痛はなく、しこり
    もなく、その圧迫をとくとすぐに元に復する
    柔軟性があり適度な緊張がある。また、腹部
    全体は温かくほぼ同一温度である。
(3)立位での姿勢
   「健康体」の場合、正面からみると脊柱は
    正中線上でまっすぐであり、側面からみると
    生理的に適正なS字状の湾曲を保ち、人体の
    各部に余分な緊張と力の過剰な負担がない

健康体の三原則で自分の健康をチェックし、健康体に近づけていく事が大切です。
健康は、正しい生活習慣で自分で作っていく事なのです。