たまごビル健康講座   平成15年10月11日



 
 10月度 演題 
       たまご理論 
 
  
          
 
講師 たまごビル 院長 石垣 邦彦 先生





薬害を防ぎ、高血圧や高脂血症を防ぐにはどうしたら良いのか。その本質はどこにあるのか。
人間が歩んできた歴史から本質が見えてきました。





150億年前、宇宙が誕生し、46億年前地球、38億年前に生命が誕生しました。
6億年前生命が陸に上がり、6500万年前恐竜の時代が滅び、500万年前人類の原型誕生。
15万年前現代人の原型の誕生。

1万年前に農耕が始まり、200年前に産業革命が起こり、大量生産の時代が始まりました。
大量生産、大量消費により、“買えばよい”と言う考え方が生まれ、物のありがたみが無くなってしまい、
精神の荒廃を招いています。

豊富な食料と、冷蔵庫などでの保存の結果、食生活が乱れ、現代人の健康に影響しています。

次に薬害に付いては30億、200万、10万の数字が表しています。
これはアメリカで30億の処方がなされた結果、200万人が薬の副作用で入院し、10万人が死亡したという事実です。

次の30兆、9兆は日本の医療費の30兆の中で薬代が9兆であることです。
次の60兆は人間の細胞の数です。

一個の卵子から出発し60兆の細胞をもつ人間になるのですが、最初に原腸陥入が起こり、腸の機能が出来ます。
たまご理論は消化管の運動機能を重要と考えていますが、この原腸陥入が最初に起こることにより、腸が人間の活動の全てに関係しコントロールしていることを示しています。


内臓を活性化し、腸の運動機能を高めると、多くの慢性の難病が治ってくるのはこのためです。

薬は必要ですが、薬とは無理やり症状を押さえつけるものです。
薬害を防ぐには、出来るだけ無駄な薬は使わず、生活を改善し、食生活を正しくして病気を治す事です。

次に血圧と高脂血症ですが、血圧は160−95以下、コレステロール値は 280以下(但し心臓疾患などの場合は240)の場合、薬は必要ありません。
コレステロール値を下げ過ぎるとガンなどでの死亡率が上がってきます。

身体は自分でコントロールしているのです。

薬でコントロールするのではなく、生活習慣や食生活で、改善するべきです。