たまごビル 健康で生きる力をつける講座 平成29年7月8日 心不全とクスリの副作用で 致命的な状態の患者を内臓調整により救えた一例 体験発表者:上西 紀博 講師 たまごビル 院長 石垣ROB医療研究所 理事長 石垣 邦彦 先生 |
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【泉大津市立病院 副院長 四方 伸明 先生】 体験者の上西さんには、たまご保育園の地鎮祭の時(10月15日)、お会いしたのですが、その時非常に体調が悪かったようです。12月13日がたまごビルでの初診だったそうですがその後、たまご保育園の竣工式(3月19日)には、見違えるように元気に挨拶されていました。 現代西洋医学では、クスリを出しますが、効かなければ2倍出す。未だ効かなければ4倍出す。それでも効かなければ、もっと強いクスリを出します。とにかくほかに方法が無いから、クスリを出します。 クスリは毒にもなりますので、その辺りの経過を話していただきます。 |
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【体験発表者 上西 紀博 さん】 お忙しいところ、ありがとうございます。元気にしていただいたことを、参考にしていただいて、お役にたてばと思います。 78年の人生の中で去年ほど苦しんだことはなかったです。ちょうど1年になります。良い先生に巡り合えて幸です。このことを皆さんにお伝えできることは光栄です。 |
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【たまごビル 院長 石垣邦彦 先生】 たまごビルは、患者さんが主体となった慢性疾患の予防に力を入れています。病気になる前に予防しておいた方が良いからです。 ご自分の能力を発揮でき、社会に貢献しご自分の人生を楽しめるからです。 たまご保育園では「小さい時から良い習慣を身につけて元気になってもらおう」ということです。 そして、その園児が親となった時には自分が身につけたよい生活習慣を我が子に伝承でき、ご自分が50~70代になられた時にはおのずから慢性疾患の予防になります。 より良い生活習慣を身に付けて、ご自分の人生を楽しんでいただくのが、たまごビルの願いです。 |
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12月13日初診 体験発表者の初診時の状態ビデオ ビデオの再生ができない場合は、Google Chrome か Win10 edge をお使いください ろれつが回らない。ぼんやりとして元気がない状態の上西さん。奥さんは「痛風と同じような症状が出ているが、足指に触っても痛くないから、痛風ではない」と思うと言う。 |
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3月19日 竣工式の挨拶ビデオ しっかり立ち、おおきな声で 上西節が戻る |
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【上西さんの体験談】 この半年が人生の中で一番つらかった。情けなかった、苦しかった、かなしかった。 ふらつく 仲間から「どないしたんや」「がんとちゃうんか」と悪いことは人が宣伝していき、精神的につらかった 意欲がわかない 人と会うのがつらかった。仕事の予定がたてられない状態。 皮ふが荒れている、寒くなる 痛風のクスリを飲んでいた。痛風だったので、痛みがとれたら良いと思っていた。 血圧は高いところで100、低いところで50、歩けない状態でした。 ほんとに「からだ」が寒かった。 力が入らずゴルフ場で転んだり、ベッドで寝がえりが出来ず何回も転落しました。 |
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痛風だったので痛風薬フェブリックを服用。食欲がなく、動作が遅く、体重が増えてきた。 心房細動、胸水がたまり、心臓が肥大していた。 心房細動の治療で、心臓カテーテルアブレーション手術を行った。 |
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心臓アブレーション手術は成功したものの、上西さんの症状は悪化するばかりだった。 その後、心電図・心エコーなどは改善したものの本人の症状(ふらつき・ろれつが回らない・手足に力がはいらない・集中力持続力がないなど)は悪くなるばかりであった。 毎日がしんどくてたまらなかった。 【上西さんの体験談】 初めて入院の経験をしました。検査入院でした。 クスリが多いのにビックリしました。そして、入院して検査しているのに、思うように体が動かず、だんだん悪くなるのが不安でした。 |
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心臓肥大と胸水、心房細動 (図の左)悪い時 心臓が肥大し、胸水も貯まっている (図の中央)アブレーション手術後。心臓肥大は改善、胸水も少ない。 (図の右)ROB治療後 心臓肥大消失、胸水消失。 |
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たまごビルの健康体の図です。 現在の医療では、「からだ」の一部しか見えていません。今回の上西さんの心臓の手術は、「健康体の図」 では「体液の循環」の部分を治療しただけです。手術で心臓が良くなれば、全てが良くなるわけではありません。 上西さんの上腹部は固く、「呼吸・循環・人体力学・自律神経・内臓全般の動き」が悪くなっていたのです。そのため、心不全はもちろんのことかかとのひび割れ、「からだ」の歪み、ふらつき、目の焦点が合わない、ろれつが回らない、手足に力が入らない、人間関係のわずらわしさ、仕事へのうっとうしさ、持って行き場のない不安に一人悩んでいました。 |
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内臓調整を行い、上腹部の柔軟度が柔らかくなり、内臓全般の動きが良くなると |
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かかとがきれいになり、「からだ」の歪みもなくなっています。 |
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上西さんのクスリの問題 アメリカのデータでは死亡原因の第4位がクスリの副作用です。日本のデータはありませんが、日本人の方がクスリを多く飲んでいますので、もっと危険です。 上西さんはクスリの副作用で、死の直前でした。 12月13日がたまごビル初診です。 あくる日12月14日に説明して3種類の薬、胃のクスリ(ランプラゾール)、痛風薬(フェブリク)、 コレステロール治療薬(アトルバスタチン)を中止しました。 【上西さん】 まだ飲まなくてはいけないかなと思いながら、病気が治るためには必要だと思いながら、 しかし、だんだん具合が悪くなっていました。家内からもクスリはちゃんと飲まなければ いけないと言われましたが、石垣先生の指示通りクスリを段階的に止めていきました。 12月18日心臓疾患に出ていた、血圧を下げるための利尿剤(ダイアート)を中止しました。 12月28日血液をサラサラにするリクシアナを中止しました。 ベーター・ブロッカー(カルベジロール)は、心不全を治す目的で、血圧を下げるため、心臓の動きを調整するクスリです。本来、心臓の働き過ぎを抑えて血圧を下げる薬です。 このクスリは急にやめると危険です。死亡する場合もあります。 そのため、「からだ」を調整しながら、3/4、1/2、1/4、1/8、1/16と少なくしていき、 2017年3月16日に中止できることになりました。 素人判断で、急にクスリを止めると危険な場合がありますから絶対にしないでください。 |
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クスリの副作用 ランプラゾールの副作用の中に、上西さんの症状である、ふらつき、四肢脱力(力が入らない)、 握力低下、口のもつれ(ろれつが回らない)などがあります。 |
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痛風のフェブリクの副作用では、四肢冷感、血圧低下、手足に力が入らないなども症状として出ています。 |
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コレステロール治療薬(アトルバスタチン)は現在では、よほどでないと使われないクスリです。 不要です。 ベーター・ブロッカー(カルベジロール)は、心不全を治すクスリですが、副作用で心不全を起こすなど、注意が必要です。 また、急にやめると危険なクスリです。6段階で減らしています。 リクシアナは血液をサラサラにするクスリですが、副作用として出血の危険があります。 |
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上西さんのつらい症状は、飲んでいるクスリの副作用だったのです。 |
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上腹部の柔軟度測定装置 名古屋市立大学 大学院 准教授 加藤 大香士 先生 上腹部の柔軟度を測定する装置を開発しデータを残しています。 |
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自然呼吸のお腹の状態です。上図ではお腹の動きが乱れていますが、下図のROB治療後では お腹の動きが整っています。波がリズミカルになっています。 |
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お腹の固さを測定するため、お腹を指(センサー)で押したところです。 上図(初診時)の上が圧力です。上図の下が変化の量です。大きく力を掛けていますが、お腹のへこみは少ない状態です。 下図(5月治療後)では小さい力で大きくお腹がへこんでいて、上腹部に柔軟度が出ているのが明らかにわかります。 |
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お腹の動きのビデオ たまごビルではお腹の動きを一部ビデオ撮影しています。 |
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初診に比べお腹の上下の幅が大きくなっています。 上西さんは、心房細動・心臓肥大、などで心不全状態であり、クスリの副作用で致命的な状態でした。 心臓カテーテルアブレーション手術を行いましたが、症状は悪くなるばかりでした。 内臓調整で「上腹部の柔軟度」をやわらかくすることによって、「呼吸・循環・人体力学・自律神経・内臓全般の動き」がととのい「生きる力」が生まれてきました。その上でクスリを慎重に段階的に止めたところ、元気な元気な上西さんが復活しました。 【上西さん】 長時間ありがとうございます。 おかげさまで1月から好きなゴルフをしています。人生楽しいですよ。 少し前にまたゴルフに行ってきました。元気にしていただきました。 たまごビルの「人は楽しむために生まれてきた」という言葉通り、しっかり「からだ」のケアを行ってしっかり楽しみましょう。ありがとうございました。 |