3月度 生きる力をつける講座                      平成28年3月12日      



 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける


     
ROB治療3か月で5センチ身長が伸びる
     
        
50年の管理栄養士を通して自分の症例を考える    
       
           
体験発表    福山悦子 さん

         講師  石垣ROB療法研究所 理事長
              たまごビル院長 
                   石垣 邦彦 先生
 
 
石垣院長から、王寺中学での講演の報告がありました。

現在の家庭では、生活習慣が崩壊しており、食生活を改善する必要があります。しかし、生活習慣が崩壊している家庭から改善することは困難で、むしろ子供たちに学校給食の場で正しい食生活を身につけさせ、家庭に持ち帰ってもらって親の生活習慣を改善してもらおうと始めています。

医療費が高騰しており、国民が負担しなければならなくなっていますが、生活習慣や食生活を改善することで、病気にならない身体を作り病気を予防することで、医療費を高騰させないようにできます。

今回は、管理栄養士として活躍され、過去には大阪糖尿病協会顧問栄養士幹事、日本糖尿病学会・協会代議員などを務められ、糖尿病に関する数々の講演、本の出版、学会の論文を発表されて、大活躍をされている福山さんが、如何にして病気になり、そして、ROB療法でどうなったかを体験発表されます。
 
 
 福山さんの性格は完璧主義で、「何事もええかげんはダメ」の性格です。母親から過度な競争心を受け、人に負けたくないという気持ちが強くなりました。

当時の事で、父親は「女に教育はいらない」と言い、兄弟は国立大学に進んだのに、自分は進めず、悔しい思いをしました。そして、公務員(税務署員)になり、仕事中毒になっていました。

結婚後10年たって、栄養士の養成大学へ進み、栄養士となり、また夜間の調理師学校に通学しました。勉強が好きで、数々の資格を取り、研修にも積極的に参加し、妊娠中に参加して早産してしまうほどでした。講演や論文発表、本の出版など、さまざまな活動をされています。

 
 福山さんは、糖尿病の専門家として病院などで講演を行い、指導してきました。しかし、自分自身が様々な病気に苦しんでいました。
 
 完璧に仕事をこなそうとし、無理を重ねた結果、さまざまな病気が起こってきます。
こむらがえりや、めまいが頻発し、高血圧や不整脈から、ついに心臓ペースメーカを入れることに
なります。クスリを飲んで仕事を続けるようなこともしていました。



 
 
これらの病気の原因を川上・川下理論で説明します。

     
 
 無理によるストレスから、過食や血糖値の上昇を招き、さまざまな症状が現れます。そして、
クスリによる治療が始まります。しかし、本当の1次原因が解消された訳ではないため、
対症療法でクスリが大量に使用され、副作用も起こってきます。
こうなると、再び症状を改善するため新たなクスリが処方され、ますます副作用も増えてきます。
 
 ROB療法は、上腹部の柔軟性を改善し、循環を改善します。

 上腹部の柔軟性を作り出すことで、横隔膜の動きを大きくし、酸素の取り込みや、血液の
循環を良くします。

肺は空気を取り込むところですが、心臓から送り込まれた二酸化炭素を含んだ血液から、酸素を
含んだ血液に浄化しています。肺は自分では動くことができないため、横隔膜の動きが重要です。
横隔膜が大きく動けば深い呼吸ができ、循環が良くなります。
 
 
上腹部の柔軟性が作られると、横隔膜が大きく動き、呼吸や循環が活発になり、血液が
スムーズに流れ出します。高血圧のクスリや、血液をサラサラにするクスリを使わなくても
循環が良くなり、元気になっていきます。
 
 上腹部が柔軟になれば、上腹部がくぼみ、体の中心に力がかかるようになります。
このため、上半身が伸び、姿勢が良くなり、胃や腸などの内臓を圧迫しなくなり、
内臓の動きや循環が良くなってきます。

そして、上腹部の柔軟性は、みぞおちの真後ろにある腹腔神経叢を刺激します。
そのため腹腔神経による自律神経が安定します。
自律神経が安定すれば、心が安定し、ストレスを跳ね返す力になります。
 
 〇 高血圧・不整脈
  6年間苦しみました。血圧を低下させるクスリや、自律神経失調のクスリを飲んでいました。
  眠れない日も多く、クスリに頼ってばかりいました。不整脈でいつ心臓が止まってしまうか
  心配で電車も各駅停車しか乗れず、駅から救急車で運ばれるようなことも度々ありました。

  今では、クスリなしで血圧が正常になっています。不整脈も改善されています。

○ 副甲状腺腫・腎結石
  膀胱炎が治らないので診てもらったら、副甲状腺の一つが腫れていて、背骨が溶かされる
  と言われ、手術を勧められました。危険な手術のため拒否し、ボナロンという副作用の強い
  クスリを使っていました。

  ボナロンは消化管に障害を起こす事があり、食道に穴をあけることもあります。このため、
  飲み方に注意が必要で、週1回、朝に十分な水でのみ、30分間は何も食べてはいけない。
  また、横になってもいけない(食道に留まると穴が開く)という危険な薬です。
  また、強い副作用も起こります。

  今では、ROB療法でボナロンを止めても体調を維持できています。
 
○ サルコイドーシス

  サルコイドーシス(sarcoidosis)というのは、ラテン語で「肉のようなものができる病気」
  という意味です。身体に目に見える大きさのものから顕微鏡でやっと見えるようなもの
  まで、大小様々な「肉のかたまりのような」組織ができる病気です。

  眼におこった場合の多くは「ブドウ膜炎」です。霧がかかったようにぼやけたり、
  視野の中を黒い点が動いたりします。

  福山さんの場合は、黒い雨が降ってきたように見えました。しかし、いくら振り払っても
  黒い雨粒が降ります。目が悪くなっていたのです。

  サルコイドーシスは原因が分からないとされている病気です。しかし、はっきりしている
  ことは、無理をしたときに出てくる病気です。無理せず、身体がスムーズに動くことを
  維持することです。ROB治療で身体がスムーズに動き始め、目のかすみがとれてきました。
  そして、涙目が改善し目の疲れが無くなってきました。

〇 両膝関節炎
  論文の作成などで、無理な姿勢が続き、猫背になっていました。長く歩くことができず、
  タクシーを使っていました。

  お腹がカチカチでした。ROB療法で上腹部の柔軟性をつくり、重心が下がり、安定しました。
  初診の日から、歩いて帰っています。タクシーは使わなくなりました。

〇 めまいや、ふくらはぎのこむらがえり
  気が付くと、全く起こらなくなっていました。

  そして、80歳を過ぎて、身長が5センチ伸びたことに驚いています。

 たった1年間で、さまざまな症状が改善され、元気になって感謝しています。


 上腹部の柔軟性を測定することが出来るようになりました。
 


上腹部を測定し、柔軟性が出ていることが分かってきます。


    ROB療法で楽しく生きましょう
 
 
  福山さんへの質疑応答

  睡眠時無呼吸がなくなった
    他の患者さんから、階段の上りが楽になり、上腹部の柔軟性で循環が良くなり、睡眠時の
    無呼吸がなくなったことが報告されました。

  ボナロンについての質問
    クスリを飲んで横になると、クスリが食道に付着して穴が開く危険があり、こんな危険な
    クスリがなぜ使われるのか質問がありました。

    医療機関に務めているからといってクスリに敏感ではない。医師も同じことで、あまり
    気にせず出している。
    クスリはなるべく飲まない方が良いのです。しかし、病院・クリニックではクスリを
    やめることはありません。飲まなくなった時の危険性や、病院の収益もあります。
    自分自身が自分の身体を知ることが大切です。

  ペースメーカ 入れた人は治ったらどうすれば好いか
    取り出すのは危険。そのままにしているほうが良い。年とともに、体の状態を見極めながら
    クスリを減らしていく必要がある。


   
ROB療法を広めましょう。

ROB普及会員が草の根的に幼小中学生から、食べる事から始まる生活習慣の是正指導活動を行っています。
全国的に普及し、慢性疾患の患者主体の予防をめざしています。
日本の、世界の人々が健康で暮らせるようにとの願いからです。
みなさまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。