11月度 生きる力をつける講座               平成27年11月14日


 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける


      
〜北朝鮮拉致事件の全容について〜

              特定失踪者問題調査会常任理事 

                前衆議院議員  三宅 博 先生


  横田めぐみさんの拉致ビデオを観賞しました。
【たまごビル 石垣 邦彦 院長】

拉致問題は非常に大きな問題です。自分が拉致に合わなかったら他人ごとと思ってしまいます。しかし、何事でも、いつどこで自分に降りかかってくるか分からないと認識することが必要です。
そういう事で初めて、予防ができるのではないでしょうか。
拉致問題について、マスコミに発表される前の20年以上前から普及活動をされています三宅先生に来ていただきました。拉致問題でも、災害や食べ方についても自分の命は自分で守るという心意気が必要ではないかと思います。

 たまごビル 石垣 邦彦 院長
 【三宅 博 先生】

私も八尾に生まれて育ちまして、このたまごビルは知っていましたが、はじめて中をみる事が出来ました。
今回、石垣先生から拉致問題について、皆さんに話す機会を与えていただいて感謝しています。
というのは、一人でも多くの方に拉致問題の実態・全容に理解を深めていただくという事が事件の解決に不可欠な事なのです。拉致問題は、知っているようでその実態は全くと言っていいほど知られていません。多くの国民の方々が実態を知り、解決したいとの思いを元にして拉致問題の解決に結びつけて行きたいと思って活動しています。
 
      三宅 博 先生
 
           特定失踪者問題調査会 ホームページ  http://www.chosa-kai.jp/index.html

●政府認定被害者と特定失踪者

拉致問題と言えば横田めぐみさん、有本恵子さんが良く知られています。現在日本政府が認定している拉致被害者は12件17名で、そのうち5名は日本に帰ってこられました。北朝鮮政府は後の12名のうち8名は死んでいると公式に発表しており、残りの4名は北朝鮮が関知していないという立場をとっています。
その12名の中には横田めぐみさん、有本恵子さん、原敕晁さん、田中実さんなどが含まれます。

拉致問題が知られるようになったのは衆議院の予算委員会での質疑からです。
平成9年2月、西村眞悟衆議院議員は北朝鮮拉致に関する歴史的な国会質疑を行いました。
( 大韓航空機爆破事件で、蜂谷 真一(はちや しんいち)蜂谷 真由美(はちや まゆみ)という日本人が
  大韓航空機を爆破するという事件が発生しました。しかし、蜂谷 真一(はちや しんいち)は北朝鮮の
工作員金勝一(キム・スンイル 服毒自殺)、蜂谷 真由美(はちや まゆみ)とされた女は
  偽造した日本人パスポートを使い日本人に成り済ました北朝鮮の工作員 金 賢姫(キム・ヒョンヒ)と
  判明しました。その後、金 賢姫(キム・ヒョンヒ)の自白で、日本人拉致被害者が明らかになります。)

このとき、横田めぐみさん(当時13歳 中学生)の実名をあげ、北朝鮮に拉致されている疑いがあると政府に質しました。
この件で、拉致問題が知られるようになりました。

昭和52年11月、横田めぐみさんは中学校からの部活の帰りに家から50メートル程のところで行方不明となりました。最初は警察の動きも鈍かったのですが、その後新潟県警が大捜査網を引いて調べましたが、全く行方がつかめませんでした。
当時、一部の人たちの間では、日本各地で多くのアベックの失踪事件や、北朝鮮の工作活動が知られていました。
平成9年に拉致問題が知られるようになり、拉致の被害者の実態解明に乗り出しました。

日本政府が認定している拉致被害者は12件17名ですが、特定失踪者問題調査会が把握している被害者は約700名、
警察庁が把握している約870名のリストがあります。
この中で北朝鮮が関係しているのは150 〜200名と思われます。
しかし実態はわかっていません。現地調査を行いますと、北朝鮮に拉致されそうになった方や、行方不明の方の情報が多く出てきます。拉致被害者と思われる方は、身寄りの少ない方が多く、失踪しても表に出てきません。本当はものすごい数になっている可能性があります。

日本政府は、本来国民を守る義務があるのですが、多くの拉致被害の実態が明らかになると、その責任が追及されるのを恐れています。また、日本はスパイ天国と言われていますが、多くの国の工作員が自由に出入りしている実態を国民に知られることも恐れ、隠しています。日本政府は、多くのデータがあるにも関わらず10年以上も拉致被害者の認定数を増やそうとしません。

近くでは八尾にも被害者と思われる方がいます(八尾での講座)。大阪では70〜80名ぐらいの特定失踪者がいます。
大阪では、友人の車に乗っていた人が車ごと行方不明になり、友人が警察に届けましたが、九州で車だけが見つかった例もあります。拉致は身近にもあるのです。拉致問題は、けっして他人事ではありません。
自分の命は自分で守らなければならないのです。

700名の失踪者のリストのうち、国内で見つかったり、犯罪の被害者と分かった人は20数名です。その他の人たちの行方は全く分かっていません。北朝鮮にやりたい放題にされてきたのです。

          
               特定失踪者はこんなにたくさんいます


●実行犯の全体像

700名近くの失踪者がいますので、拉致を実行している人間は1000名以上いると考えられます。
そして、10名近くの実行犯が分かっています。拉致はほとんどが周辺の顔見知りの者が実行しています。
北朝鮮から、こんな人間がほしいと指令がきて、朝鮮総連が実行しています。指令に従って、周囲の人間で、適応する者を探し、周到に計画をたてて実行しています。もちろん、中には、北朝鮮から来た工作員が海岸沿いにいたアベックを襲って拉致することもありますが、大半は計画されたものです。

実行犯は現在も日本で悠々自適で生活しています。
北朝鮮からの指令により、どんな人物を拉致するかが決まります。大阪鶴橋の拉致では、北朝鮮の大物スパイ工作員、シン・ガンスが活動するために必要な、シン・ガンスと同じような年齢、容姿の日本人が求められました。大阪鶴橋の中華料理店(宝海楼)を経営していた人物や、在日朝鮮人大阪府商工会の元会長、大阪の朝鮮学校の元校長らが協力し、長崎から来た独身の宝海楼の従業員・原敕晁さんを人選しました。有利な就職話で、だまして九州へ連れ出し、宿から散歩に誘い、海岸沿いで北朝鮮の工作員に渡し、頭から袋をかぶせ、縛り上げて、小舟に乗せ、北朝鮮の工作船に連れ込んで拉致したことが知られています。
なぜ、日本人が多く拉致されるのでしょうか。韓国では検閲が厳しくなり、北朝鮮のスパイ工作員が活動できなくなりました。しかし、日本人であれば、どこの国にも自由に出入りでき、工作活動ができます。シン・ガンスが原さん名で運転免許をとり、パスポートを作って日本人に成りすまして各国で工作活動を行いました。

のちに、シン・ガンスが韓国で逮捕され、裁判で全容が明らかになりました。辛 光洙(シン・ガンス)は日本人拉致に関わった北朝鮮のスパイということが公になりました。シン・ガンスが行った拉致で分かっているのは、大阪の原敕晁さん、地村保志さん夫妻、横田めぐみさんなどです。しかし、日本の拉致に協力した工作員はいまだに悠々と日本国内で、生活しています。

韓国の裁判で明らかになった日本の工作員を刑事告発しましたが、警察は2年間も放置し、追及されると朝鮮総連や中華料理店を強制捜索しましたが、日本の拉致犯人を参考人として警察に呼んだだけです。形だけの捜査をしただけで釈放し逮捕者もありません。日本政府は拉致犯人をただの一人も逮捕していないのが現状です。彼らは日本で悠々自適の生活を続けています。日本政府は拉致事件を解決しようとは考えていません。

石川県での拉致事件でも久米裕さんが失踪し、久米さんを連れ出して、北朝鮮の工作員に渡した日本側の拉致工作員が取り調べられています。工作員が北朝鮮からの指示で拉致し北朝鮮に送ったと自白しているにも関わらず釈放されています。国からの指令があったとしか考えられません。この拉致事件の50日後に近くの新潟で拉致されたのが横田めぐみさんです。

明らかに日本政府や警察上層部は知っていたのに、国民や横田めぐみさんの両親には知らせず、うやむやにしています。

●日本政府に拉致解決の意志なし

日本の警察や公安は優秀です。これらの事実を知らないはずがありません。しかし、それを政治がストップして、隠しています。なぜ、ストップするのか。それは、日本全体の安全保障を優先しているのです。日本は安全な国だと国民に思わせたいのです。何百人も拉致されている危険な国と知らせたくないのです。
政府は、拉致問題を解決するといっていますが、本当に解決しようとはしていません。拉致問題を明らかにすると日本はスパイ天国で拉致も、やり放題の丸裸の国であることを認める事になるからです。
また、6か国協議(北朝鮮の核兵器開発問題を外交交渉で解決することを目指す共同声明で、北朝鮮に対する経済・エネルギー支援、北東アジアの平和と安定という目標をうたった)のため、北朝鮮を支援し、北朝鮮崩壊の混乱を防ぐ目的があるのです。各国にとっては、北朝鮮と韓国が分裂状態で対立しているほうが、都合がよいのです。もし、統一して、新しい国ができると、どんな国になり、各国との利害がどうなるかわからないからです。これらの混乱を防ぐには、現状のまま分裂しているほうが都合がよいのです。

もし、拉致事件の全容が明らかになり、日本国民の怒りが北朝鮮に向かえば、放っておけなくなります。それを防ぐため、できるだけ小さく扱い、北朝鮮に対して国民の関心が向かないようにしているのです。
時間がたてば、横田めぐみさんのご両親も、拉致された人たちも亡くなって事件が自然消滅するのを待っているのです。これが実態です。

●本当に拉致問題を解決するには

北朝鮮の国家予算は非常に少なく、日本と比較すれば規模が違いすぎます。もし日本が本気になれば、北朝鮮などどうにでもなるのです。しかし、6か国協議もあり、北朝鮮を崩壊させたくない思惑があります。
現在、日本から北朝鮮には、北朝鮮の国家予算規模のお金が流れ出ています。パチンコマネーや、北朝鮮出身者は肉親が北朝鮮に人質に取られているため、お金を送り続けています。

パチンコマネーの流出を制限し、北朝鮮への送金を制限すれば、北朝鮮などたちまち干上がってしまうのです。
そうすれば、北朝鮮は日本に譲歩せざるを得なくなり、拉致被害者の返還交渉も進むのです。

しかし、アメリカや他国が承知しません。日本は自国のことも自国で決められないのです。
これが戦後日本の状態なのです。アメリカなどの意向を見て言われるままに追従して行き、自分の国を自分で守ることも、日本のことを日本が決めることもできないのです。これが日本の実態であり、だから、拉致問題が大量に発生し、拉致事件が解決できないのです。

●主体性の回復に向けて

日本の事は日本人が決める、日本の国は日本人が守るという、日本人が主体の国造りをしなければならないのです。これが無ければ、拉致問題の全面解決も、日本の再生もできません。
自分の身は自分で守る、自分の命は自分が守るということです。
日本の政治は周辺の国に翻弄されています。そのためこのような悲劇が多発し、解決できない状態になっています。
同胞の救出のため、国民が真実の情報に触れて、国民の判断によって正しい国の動きができるようになっていかなければならないのです。
政府とマスコミが国民に正しく報道していないことをただし、なんとかしていかなければ、素晴らしい日本を作っていただいた先人の方々の思いや、ご恩にこたえることができない、そしてこの素晴らしい日本を、これからの子孫に伝えていかなければならないと思っています。

■質問

(質問)南北朝鮮の統一と日本の安全について、東西ドイツの統一と絡めて質問がありました。

(答)連合赤軍が航空機をハイジャックした事件で、日本はすべての要求を受け入れ人道主義をとりました。
これを見て、ドイツでも同じような赤軍のハイジャック事件が起こりましたが、特殊部隊の突入で、
犯人を全員射殺しています。日本ではドイツほど体制がしっかりしていないため、アメリカの
言いなりになっています。日本の事は日本がしっかり自分で決めていく体制を作っていく必要があると
思います。

(質問)北朝鮮が崩壊したときの影響について

(答)
 北朝鮮の住民の生活を保障すれば、混乱は少ないと考えます。

(質問)旅行が好きで、一人で海岸などを旅行した人からの拉致の質問

(答) 当時、相当数の拉致事件が起こっています。非常に危ないことだったと思います。
たまたま遭遇しなかったので拉致されなかったと思われます。

(質問)日本はなぜスパイ天国なのか

(答) 日本の富を吸い取るには便利だから。日本からは多くのお金が流出しています。
    
(質問)ルーマニア人の拉致があり、強硬に抗議したら北朝鮮は被害者をすぐに返したという。

(答) ルーマニアと中東の女性が拉致された時は、両国が強硬に抗議して拉致被害者を取り戻しています。
    日本は多くの拉致被害を隠していて、国民に知られると責任問題となり都合が悪いため何も
していないのが現状です。強く抗議すれば北朝鮮は対応せざるを得ません。

【石垣 院長】

知らなかったことを知ってしまいました。しかし、あまりややこしいことではなく、普通のことを普通にすればよいということです。
言うべきことを言い、やるべきことをやることです。


(ここで三宅先生が解説しました)
この拉致の話は、たまごビルに来ている患者さんにはよく理解していただける話です。
いろんな病院や医療施設で治療をうけ、クスリを飲んで治らなかった患者さんが、たまごビルで、クスリの副作用や、からだのしくみを聞き、今までの医療機関の話と全く違うことに気づき、真実を知ってよくなっています。
拉致問題も、今報道されていることは、間違ったことや嘘です。私たちは、一人でも多くの方に真実を知ってもらい、そして拉致問題を解決したいと活動しています。


私たちは、同胞を救わなければなりません。私たちはやりますよというところを見せなければなりません。
違うことは違うと言わなければなりません。
拉致被害者を救う意思を示すブルーリボンバッジを購入し、ご協力ください。
実態を理解し、自分たちができることをしなければなりません。
また、薬害を防ぐにも自分たちが生活を見直して、小さいころから良い習慣を身につける必要があります。
どんなことにも、自分の「いのち」は自分で守ろうとする心構えが必要です。
 


   
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