8月度 生きる力をつける講座               平成27年8月8日


 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける

   
ROB治療により「からだ」の「しくみ」を生かしクスリ不要の体となる

        
        講師 石垣ROB療法研究所 理事長
            たまごビル院長

               石垣 邦彦 先生

【石垣 邦彦 先生】

なぜ、多くのくすりが処方され続けたのか。そして、その結果どのようになってしまったのか。そして、どのようにしてくすりをやめることができたのか。日本や先進国においてくすりの害は問題になっています。
くすりは急性期、手術の時、感染症、その他救急を要するときは必要ですが、慢性疾患について、くすりを使うのは間違っています。そのことを患者さんの実際の例で、示していきます。
駒屋 麗子さんは、間質性肺炎、2型糖尿病、増殖網膜症、腎症3期、高血圧症でたまごビルへ来られました。

 たまごビル 石垣 邦彦 院長
            


(1)間質性肺炎 

              


             

間質性肺炎とは、肺の胸膜などが固く線維化してしまう病気です。
その結果、肺が膨らまず呼吸困難や呼吸不全がおこります(息を吸っても吸った感じがせず、常に息苦しい)。また、肺の刺激により痰を伴わない空せきがでます。肺線維症に進行すると咳などによって肺が破れて呼吸困難や呼吸不全となり、それを引きがねとして心不全を起こし、やがて死に至ることもある恐ろしい病気です。
特定疾患で、治らないとされる病気です。

(2)2型糖尿病    

       

糖尿病では三大合併症と言われる合併症があります。目の病気(糖尿病性網膜症)や腎臓の病気(糖尿病性腎症)、 糖尿病による手足のしびれなど末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)です。
駒屋さんは2型糖尿病(おもに生活習慣が原因)のため、増殖網膜症を発症し(目が見えなくなる)、腎症3期(腎臓が動かなくなり週4回の透析治療に進む)になっていました。
恐ろしいのは、全身の血管が動脈硬化を起こし、ぼろぼろになっていることです。
小血管が悪くなると目の網膜がやられ失明や腎不全を起こし透析が必要になったり、下肢が壊疽を起こし、切断しなければならなくなったりします。
大血管では、脳卒中や、心筋梗塞が起こります。

駒屋さんは増殖網脈症で、レーザーで治療を受けていましたが、細かいものが見えなくなっていました。

     

増殖網脈症は、網膜の血管が詰まり、それを補充するため、弱い血管が増殖して破れ出血する病気です。レーザーで増殖した血管を焼き切る治療を受けましたが、目が見えにくくなっていました。

 糖尿病性腎症 3期

糖尿病性腎症は、糖尿病のため腎臓が弱ってしまう病気です。進行した第3期では、むくみ・息切れ・胸苦しさ・食欲不振・満腹感などの自覚症状があります。第3期以降では、進行を遅らせることはできても、腎臓を良い状態に戻すことはできないため、第2期の段階までで糖尿病性腎症をみつける必要があるといわれています。

(3)高血圧症

血圧が高くなって血圧降下剤を処方されていました。

         

            
 駒屋さんは、もともとはひどい糖尿病でした。そして糖尿病のくすりで治療を受けたのですが、糖尿病のくすりの副作用で間質性肺炎を発症しました。
糖尿病のくすりをやめなければならないのですが、それでは糖尿病が悪化していきます。他の方法が無いのでくすりをそのまま続行しました。しかし、間質性肺炎が悪化してきました。間質性肺炎の治療薬の副腎皮質ホルモンは糖尿病を悪化する副作用があります。糖尿病と間質性肺炎が、どちらも悪化していく中で、治療方法が無く、絶体絶命の状態でした。目が見えなくなり、腎炎で人工透析、間質性肺炎で呼吸困難になる一歩手前の状態でした。

【ROB療法】

たまごビルでは、糖尿病などの病気の原因を取り除こうとしています。
糖尿病の原因を川上・川下論で説明します。

        
川下の症状を診て、症状を取るためにくすりを使うのは間違いです。川上の原因を取り除かなければ、いつまでたっても治りません。くすりで一時的に症状が良くなっても、肝心の原因がそのままですから、また症状が出てきます。そこでくすりだけが増えていき、その結果、副作用が出てきます。

2型糖尿病(生活習慣による)の一次原因はストレスです。

       
            
                  

         



           

ROB治療をしたと言ったところ、医師は「そうではなくて、どんな治療をしましたか」と信用されませんでした。

       

       
       

糸の切れた凧@

駒屋さんは症状が改善されてから、転倒し第3腰椎を骨折しショック状態になります。
これは、症状は改善されましたが、未だ上腹部の柔軟性が不十分で、からだのバランスが取れないからです。


       


上腹部の柔軟性があれば、この様な転倒することはありません。からだのバランスをしっかり取ることができ、あと一歩がしっかり出て、安定します。

糸の切れた凧A

犬にかまれ、抗生物質の投与により腎機能低下をおこす。
未だ、からだが完全でないとき、強いくすりである抗生物質により腎機能が低下してしまいました。
血液検査で異常を発見し、ROB療法でしっかり対処して事なきを得ました。
いつ、どんな時に落とし穴があるかわかりません。

糸の切れた凧B

従業員の結婚式で、7時間座りっぱなしで、過食してしまいました。
その結果 血圧が 200/120 と高血圧になりました。

        

 
過食をすると胃が膨らみ、上にある横隔膜が下がりにくくなってしまいます。そのため、自分では動く事の出来ない肺が、横隔膜の動きが悪くなることで十分に動けず、呼吸が悪くなります。また、肺では呼吸と血液の循環が行われています。呼吸と血液循環が悪くなります。

       

       


ROB療法では、上腹部の柔軟性を重要視しています。上腹部が柔軟であれば、呼吸・循環がよくなり、病気の原因を取り除きます。

          

また、上腹部の柔軟性があれば、みぞおちの真後ろにある、腹腔神経叢が刺激され、自律神経が落ち着いて正常化し、ストレスに負けない精神的安定を作り出します。
この様に、さまざまな困難を乗り越え、少しずつ体全体を調整し、くすりを減らしていきました。

      


この様に、駒屋さんは健康を取り戻しましたが、油断は禁物です。普段の生活に「たまご理論」の養生方を取り入れて、自分の体は自分で管理していくことが大切です。

       


   
ROB療法を広めましょう。

ROB普及会員が草の根的に幼小中学生から、食べる事から始まる生活習慣の是正指導活動を行っています。
全国的に普及し、慢性疾患の患者主体の予防をめざしています。
日本の、世界の人々が健康で暮らせるようにとの願いからです。
みなさまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。