5月度 生きる力をつける講座               平成27年5月9日


 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける

   
間質性肺炎・重度糖尿病に至る大きなひとつの原因
     
         体験発表 駒屋 禮子さん

        
        講師 石垣ROB療法研究所 理事長
            たまごビル院長

               石垣 邦彦 先生

【石垣 邦彦 先生】

3月の講座で紹介した駒谷さんの状況をもう一度確認します。
呼吸が苦しくなり、目が見えにくくなった駒谷さんの病状は、本人が思っているより重大でした。


   
受診していた病院の診療情報提供書です。

傷病名は
 
  間質性肺炎
  
  2型糖尿病(増殖網膜症・腎症3期)
  
  高血圧症

となっています。
【間質性肺炎】


 本来柔らかく、空気を吸い込む肺の肺胞壁が繊維化し固くなって呼吸が苦しくなる病気です。

一度なったところは治りません。肺が繊維質になって動きませんので呼吸が出来なくなってくる恐ろしい病気です。

呼吸困難や呼吸不全が起こる
(息を吸っても吸った感じがせず、常に息苦しい)

息苦しさが出てきました。

【2型糖尿病】        2型糖尿病は食べ過ぎ、運動不足で起こる後天的な糖尿病です。
糖尿病では様々な合併症がおこり、からだ全体に合併症が起こります。

糖尿病の三大合併症 

  小血管 失明

  腎不全 透析 
      下肢の切断

  大血管 脳卒中     

  心筋梗塞
【小血管 失明  増殖網膜症】
    
   
増殖網膜症とは、糖尿病で目の網膜にある血管が詰まり代替えとして新しい血管ができますが、この血管がすぐに切れて出血を繰り返す病気です。このため、治療として増殖した血管をレーザーで焼いて、出血を止めます。
駒屋さんはレーザー治療を、合計10回受けました。
レーザー治療前は、コンピュータの画面が見えていたが、治療後は見えなくなりました。網膜を焼くのですからその部分は見えなくなります。
【小血管 腎不全 透析 腎症3期 】

 腎臓は老廃物を、ろ過して尿として排出しています。腎症が進行すると、ろか出来なくなりたくさんのタンパク質が尿に出てくるようになります(タンパク尿)。ここまで進行すると、次第に血圧も上昇し、高血圧によって血管が傷つけられ、さらに腎臓の状態を悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。

老廃物がろ過されずに、血液の中に残ったまま、再び体の中を循環してしまうことになり、汚れた血液が体中を巡るので、心臓や脳にも影響を与え、昏睡状態に陥ってしまうこともあります。人工透析で、ろかし、尿を外に出す必要が出てきます。もう3期になっていて、次は人工透析が必要になる状態でした。

腎症第3期以降では、進行を遅らせることはできても、良い状態に戻すことはできないため、第2期の段階までで糖尿病性腎症をみつけ、治療する必要があるといえます。
この病気の恐ろしいところは、腎臓が悪くなって透析しないと命にかかわる状態になるまで分からないことです。普通に生活ができます。しかし、悪化するばかりで治りません。サイレントキラー(静かな殺し屋)とよばれています
 間質性肺炎と、重度の糖尿病、この様な状態の時、病院では治療方法が無く、八方塞がりの、絶体絶命でした。

じつは、糖尿病治療の薬の副作用で間質性肺炎がおこっていました。しかし、糖尿病が重症のため、薬をやめられません。

間質性肺炎を治療しようとすると、副腎皮質ホルモンの副作用で、血糖値が上昇し糖尿病が悪化します。

どちらの病気もくすりの副作用で悪化していきますが、薬をやめると本来の病気が悪化するため、薬をやめられません。そのため、段々病気が悪化していきます。現状の維持のため、”くすり”をつかいますが、段々悪くなっていき病状の悪化を止められません。

八方塞がりの、絶体絶命でした。
しかし、駒谷さんは自分がその様な重大な状態とは気が付きませんでした。
痛みも無いので、まだまだ、大丈夫と思っていたのです。

それではなぜ、この様な重大な糖尿病になったのでしょうか。そして、なぜ、”くすり”をつかわないで良くなったのでしょうか。
現在の医療では、病気の症状に対応した”くすり”で治そうとしています。しかし、原因を無くさないかぎり、病気はよくならず、一時的に良くなっても、また再発し、”くすり”だけがふえていきます。”くすり”には副作用があり、新たな病気がおこります。駒谷さんの例では、糖尿病の治療で、副作用の間質性肺炎をおこしました。
ROB 療法では、原因を無くすことで病気がよくなっていくのです。
    
  
 ストレスが大きくなると人はストレスから逃れようとします。人間は、ストレスや疲労が大きくなると、食べて解消しようとします。
飢餓の時代からの人間の本能で、食べたら元気になると思うのです。
食べると、自律神経のうち副交換神経が働きます。副交換神経は、食事や休息時に働く自律神経です。
食事すると気分が静まり、ストレスから逃れられます。現在は過食の時代です。
そして、ストレス社会のため、多くの人が食べ過ぎるのです。

【駒谷さんの体験談】
 
       

駒谷さんの父親は、彼女が1才4ヶ月の時に亡くなります。
祖母がしっかりした人で、祖母中心の家庭でした。

祖母は、人が困っているとほっておけない性格で、世話好きで、自分の考えを隠しておけず、すぐ実行する活動的な人で実行力がありました。

祖母によく叱られました。母もよく叱られていました。細かいところまでよく見る人でした。
祖母がしっかり者なので、父の兄弟はみんな家を出てしまって、4男の嫁の母が残ってしまいました。母は、おとなしい人だったので、祖母が中心で、何もかも決めてしまっていました。

祖母からは多くのことを鍛えられ学びました。
しかし、祖母が人前で人をしかりつけることは、いやでした。そのため、人を叱れない性格になりました。
このため、何かあっても自分にしまいこんでしまうストレスがたまりやすい性格になってしまいました。

仕事を始めると多くのストレスがたまりました。
そんなとき、アドバイスされたことがありました。

「ストレスがたまったら、美味しいものをお腹一杯食べたらストレスが解消しますよ」と、出入りの業者に言われたことがありました。

実行してみると確かにストレスが解消しました。それから、ストレスがたまったら、美味しいものをお腹一杯食べるようになり、過食がはじまりました。ストレスがたまったら食べずにいられず、からだに悪いと思ってもやめられませんでした。結局、重度の糖尿病になってしまいました。
糖尿病の治療で、”くすり”をのんでいても、段々悪くなっていき、薬の副作用で間質性肺炎までおこしました。
ついに、病院では治療法がなくなり八方塞がりで、絶体絶命になりました。

そんな時、たまごビルに出会いました。ROB 療法で上腹部の柔軟性をとりもどし、精神的にも安定することで、ストレス食いがなくなり、”くすり”を飲まなくても健康な状態になっていきました。
病院での診察では、からだに異常はなく、”くすり”も必要ないと診断されました。
           
     

  次回の生きる力をつける講座(8月8日)では、駒谷さんが健康を取り戻した、
  【ROB治療による「からだ」の「しくみ」を 生かしクスリ不要の体となる】をおこないます。


   
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