3月度 生きる力をつける講座               平成27年3月14日


 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける

   
絶体絶命をのりこえて  体験発表 駒屋 禮子さん

        
        講師 石垣ROB療法研究所 理事長
            たまごビル院長

               石垣 邦彦 先生

【石垣 邦彦 先生】

今回の体験発表者である駒屋禮子さんにとっての絶体絶命とは何かということを理解してほしいのです。

ほとんどの方は、自分が陥っている状態が分かっていません。この方の絶体絶命とはどのような状態になっているのか理解して、それを、ご自分の病気、生活に活かしてほしいのです。悪い物が悪いと分かるには、正しい物がどのような物か知らないと分かりません。ほとんどの皆さんが、自分の「からだ」が健康かどうか分かっていないのです。

 
 現在の医療は、健康な状態の「からだ」がどのようなものか分からずに、ガイドラインに基づく数値で判断しています。それよりも、自分が気持良く元気で働ける状態が正しい状態なのです。自分の「からだ」で感じ取らないで、基準値で判断すると訳の分からない状態になります。現在の医学は、基準値で判断していることが多いため、訳が分からなくなってしまっています。 
   調子の良い時の体重が、自分の体重です。
   調子の良い時の血圧が、自分に合った血圧です。

しかし、極端に数値が高い場合は治療しなければなりません。ご相談ください。
現在は医師が中心になった医療から、患者さんが中心になった慢性疾患の予防が大切になってきています。
 

■駒屋 禮子さんの場合

 
 




駒屋 禮子さんがたまごビルに来られた時の診療情報提供書では、傷病名が間質性肺炎、2型糖尿病、高血圧症となっています。

これが、どんなに大変な事か、駒屋さんは理解されていませんでした。

 ■間質性肺炎  
   肺の肺胞壁が線維化し固くなって呼吸が苦しくなる

 肺の支持組織が炎症を起こして肥厚することで、肺の
膨張・収縮が妨げられる。肺活量が低下し、空気の交換
速度も遅くなる。間質組織の肥厚により毛細血管と肺胞が引き離される。

その結果、血管と肺胞の間でのガス交換(拡散)効率が低下し、特に酸素の拡散が強く妨げられる。

その病態から、呼吸困難や呼吸不全が主体となる
  (息を吸っても吸った感じがせず、常に息苦しい)
 

■2型糖尿病 
  食べ過ぎ、運動不足で起こる後天的な糖尿病糖尿病で様々な合併症がおこり、からだ全体に病気が起こります。
      

 ■増殖網膜症
    
   
増殖網膜症とは、糖尿病で目の網膜にある血管が詰まります。代替えとして新しい血管ができますが、
この血管がすぐに切れて出血を繰り返す病気です。このため、治療として増殖した血管をレーザーで
焼いて、出血を止めます。

     駒屋さんはレーザー治療を、合計10回受けました。
     レーザー治療前は、コンピュータの画面が見えていたが、治療後は見えなくなりました。
     出血を止めるため、レーザーで網膜の血管を焼いて出血を止めると、その部分が
        焼けて見えなくなります。
        何度もレーザーで焼くと見えない部分が増えてきて、目が見えなくなってきます。

 肺ガンの場合も同様です、沢山のガンが出来ている時、放射線でガンを焼くと、ガンは焼かれますが、
焼かれた部分の肺が動かなくなります。ガンが多い場合は治療すると肺をやられてしまいます。
肺がんの治療で、肺を傷つけることになり、肺の機能が動かなくなります。 
検査や治療時に同意書をとりますが、治療には危険があるということなのです。

■腎症3期  
   糖尿病性腎症では、進行するとたくさんのタンパク質が尿に出てくるようになります(タンパク尿)。
ここまで進行すると、次第に血圧も上昇し、高血圧によって血管が傷つけられ、さらに腎臓の状態を
悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。

  腎症第3期以降では、進行を遅らせることはできても、良い状態に戻すことはできないため、
  第2期の段階までで糖尿病性腎症をみつけ、治療する必要があるといえます。


駒屋さんは、自分では気づいていませんでしたが、失明・透析の一歩手前でした。
 
この病状に対し、どういう治療がなされていたのかをみてみましょう。
 
駒屋さんが飲んでいたくすりです

メトグルコ(糖尿病治療薬)
  副作用があり、腎症の人、肺に異常(間質性肺炎)の人は、飲んではいけないが、糖尿病治療のため
  使われていました。  ⇒ 腎症を悪化させ、間質性肺炎を悪化させる副作用があります

エクア (糖尿病治療薬)
  メトグルコ(上記のくすり)と併用してはいけない薬。また、間質性肺炎を起こす副作用がある。

アマリール(糖尿病治療薬)
  メトグルコ(上記のくすり)と併用してはいけない薬。 

ブロプレス (高血圧治療薬)
  重い腎機能障害者が飲んではいけないくすり。間質性肺炎を起こす副作用がある

パリエット (胃腸薬)
  間質性肺炎を起こす副作用がある
 
  
 駒屋さんは、本来飲んではいけないくすりを、糖尿病の治療のために飲んでいたのです。
服用してはいけない場合や、併用注意、副作用があっても、出さないと糖尿病治療ができなかったのです。

糖尿病の治療を行うと、副作用で間質性肺炎が起こり、間質性肺炎の治療を行おうとすると、副作用で
糖尿病が悪化する事になり、どちらも悪化して行くことになってしまいます。

また、血糖値が高く糖尿病のくすりを飲むと、副作用で血圧が上がってきました。血圧を下げるくすりを飲むと、
胃腸がやられるので、胃薬を飲むと、胃薬の副作用で間質性肺炎になりました。間質性肺炎のくすりを飲むと、副作用で血糖値が上がってきました。

これでは、どの薬を飲んでも、副作用で病気が悪くなっていくことになります。
そこで、仕方なく、くすりを飲みながら様子を見ていき、命が危険になったら、その病気だけ治療する事になります。糖尿で、透析寸前、失明の危険が増え、副作用で間質性肺炎が悪化してきました。

 
        
くすりをたくさん飲んでいる人は自分の首を絞めているのと同じです。
       

 
  
    
   ROB療法では、からだを整え、精神的にも安定させるため、根本原因から治すことができるのです。
 
 主治医から、どんな治療を受けたのか不思議がられました。はりを使ったROB療法を説明しましたが、信じられず、なにか、特別な治療を受けたのではないかと何度も質問されました。
結局、主治医には理解できなかったようでした。

検査の結果は、良好な状態で、病院からの処方はありませんでした。
       
       
       食生活が大切です。正しい食べ方で、自分の「からだ」を整えましょう。

         


   
ROB療法を広めましょう。

ROB普及会員が草の根的に幼小中学生から、食べる事から始まる生活習慣の是正指導活動を行っています。
全国的に普及し、慢性疾患の患者主体の予防をめざしています。
日本の、世界の人々が健康で暮らせるようにとの願いからです。
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