大腸癌について 石垣クリニック 院長 外科医 石垣 和彦 先生 |
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【たまごビル院長 石垣 邦彦 先生】 きょうは大腸ガンについてお話をしていただきます。誰もガンになりたい人はいません。ならないようにするのが一番いいのですが、なった時はこういうことがありますということを、医療現場で実際に手術をしている医師から、いろいろ聞かせていただきます。 |
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(解説) 「石垣 和彦 先生は 、たまごビル内の石垣クリニックの院長であり、外科医としてご活躍中です。」 |
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【石垣 和彦 先生】 人間ドック学会で、コレステロール、高血圧の基準値その他が変わりました。コレステロールの以前の基準値では、51%の人が異常で治療が必要と言われていました。それが、基準値が変わることで、たった4%の人だけが異常となりました。 これは何を意味しているかと言うと、以前の基準値が異常で、今回の基準値が正常な数値になったということです。営利目的のためにわざと基準値を下げて厳しくすることがなくなったということです。また、国としても医療費を削減していかなければならなくなったということです。 |
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今後、団塊の世代に医療が必要な時代になってくると、今の医療では、成り立たないことは明白です。医療費が爆発的に増え、国民皆保険はつぶれてしまいます。 それを防ぐため、日本の政府としては、大きな病気や手術になる前に、出来るだけ早期発見して早く治療する方向性になっています。 しかし、ROB療法では、もっと根本的なところを目指しています。病気にならないようにしようとしているのです。また、たとえ病気になったとしても、それを受け止めて、余命を楽しく元気で、納得して生きて行こうという考え方です。 今からさせていただく話は、予防を念頭に入れて理解していただきたいのです。自分が病気にならないということは、医療費がかからないことです。自分が病気にならないということは、国に対しても良いことをしているということなのです。自分が病気にならないこと、そのこと自体が、家族に日本中に広まり、そして世界に広まることにつながります。まず、自分が病気にならないことからはじまって、結局地球を救うことにつながるのです。 |
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本日のお話の内容 【総論】 ・癌と死亡率 ・大腸の解剖・生理 ・大腸癌の病態 【各論】 ・大腸癌の症状 ・大腸癌の治療 現在の病気での死因は (1)悪性腫瘍(ガン) (2)心疾患 (3)肺炎 (4)脳血管疾患 となっています。 |
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ガンのおもな部位別死亡率は 男性は、肺、胃、大腸 女性は、大腸、肺、胃、乳房 です。 本日の講座は大腸ガンです。それでは大腸はどこでしょうか。 |
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大腸ガンはどこで発生しているのでしょうか |
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大腸ガンの頻度は直腸が50%、S状結腸が20%です。ほとんどの大腸ガンは、この部分で発生しています。 |
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大腸癌の発生要因 西洋式の肉食の食習慣や喫煙、ストレスが発生要因と言われています。 その他、遺伝による、家族性大腸腺腫症やPeutz-Jeghers症候群などが有ります。 大腸癌になる例 ポリープは、良性ですが、何らかの刺激でガン化する場合が有ります。 |
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大腸癌の進行度は ⅠからⅣまであります |
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大腸ガンになったら、どんな症状が出るのでしょうか 下血、下痢、貧血、便柱狭小(腸がガンにより狭くなって細い便が出る)、腹部腫瘤(上腹部にしこりが出来る)、 便秘、腹痛、腹部膨満(おなかがはった状態になる)、悪心嘔吐(のどから、胸、胃にかけてむかつき、はいてしまう) などが起こります。このような症状が有れば、早期に検査が必要です。 大腸癌の検査 ・便潜血 ・採血 ・エコー ・注腸造影 ・コンピューター断層撮影法 ・内視鏡 ⇒ 生検して最終診断 |
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アップルコア=腸が狭くなっている コンピューター断層撮影法 内視鏡 ⇒ 生検して最終診断 手術後の生検 |
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大腸癌の治療 ・内科的治療 内視鏡的治療、化学療法、放射線治療 ・外科的治療 開腹手術.腹腔鏡下手術 外科的治療 1.癌病巣の摘出 2.周囲リンパ節の郭清 腹腔鏡下手術 腹腔鏡下手術に使われる器具 大腸ガンの進行度別の生存率 ガンの進行度が低い方が手術後の生存率が高く、3年を経過すると生存率が平坦になっています。 早期診断し、早期に治療すれば生存率が高くなり、3年を経過すると生存できる確率は高くなります。 |
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