|
||
Iさんの 生活習慣の間違いを正す 「食事の作法」を身につける 講師 たまごビル院長 石垣ROB療法研究所 理事長 石垣 邦彦 先生 |
||
【I さんの病歴 】 先月の講座で紹介した I さんの病歴のおさらいから始まりました。 |
||
平成19年7月 心筋梗塞を発病 ステント挿入 |
||
|
||
Iさんの話 平成24年25年と1度も腸閉塞を再発する事もなく無事に過ごさせていただいています。 食欲がなく、食後の薬を飲むために頂かなければと思って準備しても食べられず、2時間ほど時計を眺めていて、何とか食べなければと口に運ぶ有様で食事は苦痛そのものでした。ところがROB治療をして頂いて3回の治療で食事が美味しくなり、今では食事の時間が待ち遠しくなっています。 【石垣 院長】 |
||
|
||
Iさんはなぜ何度も腸閉塞を引き起こしたのか、そしてなぜROB療法で快復したのか。 ここで石垣院長から胃腸管=消化管の話がありました。 |
||
消化管の運動には分節運動と蠕動運動があります。食べた物は分節運動で十分にかき混ぜられ、消化されます。蠕動運動では、口側から肛門側へ運搬・吸収され、老廃物は排出されます。 現代医学では、消化活動と吸収活動だけに注目していますが、石垣院長は別の事に注目しています。 |
||
|
||
私たちは、胃腸管は食事をした後活発に動くものと思っていましたが、実際は犬を使った実験データから、空腹時に大きく動いている事が分かりました。空腹時に胃から小腸の末端まで収縮する波が伝わっていて、100分ごとにその波が繰り返されています。これにより、何が起こっているのでしょうか。 | ||
|
||
腸管が蠕動運動を繰り返す事で、血液も送り出されている事が分かります。上腹部に柔軟性があり、長い長い消化管が活発に運動する事で、大量の血液が腸管を通って、心臓に送り返されます(左図中央の矢印10〜11〜2〜3の流れ)。心臓に静脈血がスムーズに帰ってくるため、心臓そのものの負担が軽くなります。 ステントを入れ、心臓の冠動脈を広げる手術を受けても治らなかったIさんの心臓の動悸もROB療法により改善されました。その改善の理由は、この原理にあります。 心臓は静脈血を、心臓に戻す働きが弱いのです。ところが、ROB治療で上腹部に柔軟性が生まれると、消化器を通る静脈血の心臓への戻り(還流)がよくなり、心臓の負担が少なくなり、心臓そのものの働きが良くなるのです。 |
||
次に、名古屋市立大学 加藤大香士准教授の協力で完成した上腹部の柔軟性を計る測定装置を使ってIさんの状態が発表されました。
|
||
治療前:力を入れても、お腹のへこみが少ない |
治療後:少ない力で、お腹が大きくへこんでいる。 |
|
左右の図ともそれぞれの右図をごらんください。縦軸が、押す力の大きさ。横軸が深さを表しています。 左右の図のそれぞれの右図の1月21日と6月29日を比較すると、明らかに小さい力で深さが増加しているのが分かります。 ROB療法で、「上腹部の柔軟性」が向上している事が測定されています。 |
||
現代医学では、腸閉塞を防ぐため、食べた物が詰まらないように下剤を使いました。 しかし、水様の便しか出なくなり、食事も辛いものになっていました。消化管が動かなくなっていたのです。その為、様々な慢性疾患が表れていました。(健康体の図参照) IさんはROB治療で、上腹部の柔軟性を取り戻し、消化管の運動機能の向上と、消化器からの心臓への静脈の還流(石垣 院長の理論:消化管ポンプ)により様々な慢性疾患が解消し健康を取り戻しました。 Iさんが病気になったのは、もって生まれた消化管の働きの弱い体質と生活習慣上の間違いがあったからです。その生活習慣上の一番大きな原因は食べ方です。 たまご理論の食べ方6カ条を良く守り、健康を維持しましょう。 |
||
たまご理論では、「人は楽しむため生まれてきた」と考えます。しかし病気に苦しみ、生きる希望を失った人々が多くいらっしゃいます。ROB治療で健康を取り戻し、楽しむ事が出来る人生をおくりましょう。 |
この様に、たまごビルでは「健康講座」で病気の予防を、 「生きる力をつける講座」で事件の予防をし、 身体的にも精神的にも「生き抜く力」をみにつけていただくことを目指しております。 人生を楽しむ事が出来るのです。 |