たび重なる腸閉塞を根本的に治していただいて 体験発表 I さん たまごビル 院長 ROB療法研究所 理事長 石垣 邦彦 先生 |
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【たまごビル院長 石垣 邦彦 先生】 平成26年度最初の健康講座です。皆さんにはIさんの症例から、ROB療法でなぜ良くなっていくのかを理解され、病気の予防法を身につけていただきたいのです。病気は体全体とのかかわりがあり、生活とのかかわりがあり、人間関係とのかかわりがあり、遺伝的なかかわりがあります。生きる力をつける講座では、3月、5月、8月とIさんの症例を解説していきます。 Iさんの体験談をビデオを通して聴かせていただきました。 |
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【Iさんの体験談】 心筋梗塞の手術を受けて、1年ほどたった時、ある日何のまえぶれもなく急に下痢と嘔吐が始まりました。えずいてばかりでトイレから離れられない状態でした。かかりつけの診療所へ行ったところ、腸閉塞で緊急手術と言われました。 救急車で大きな病院に運ばれ、手術をするという段になって、血液が固まらないようにする薬バイアスピリンを飲んでいるので手術は出来ないことが分かりました。 そこで、鼻からチューブ(イレウス管)を入れ、腸液とガスを抜く処置を受けました。非常に苦しく、痛い処置です。しかし、20年22年と再発し、23年には4回続けて再発し入退院を繰り返しました。23年の11月に、ついに手術が決まりました。 手術は嫌だけど、何回も腸閉塞が再発するので、なんとか治してほしいと覚悟しました。 腹腔鏡下での手術でしたが、悪いところは見つからず、治療もできませんでした。なんとか、原因が分かって、治療してほしかったのですが、原因が分からなかったので、本当にがっかりしました。苦しみから逃れられず、これからどうしたら良いか分からず途方にくれました。これ以上どうしたら良いのか、持って行き場のない不安におそわれました。主治医の先生にききました。現代医療では手の打ちようが無く、困りぬいておられました。 主治医の先生は、それでは別の方法をとりましょうと、たまごビルを紹介してくださいました。 たまごビルでの最初の問診で、改善してほしい症状はという欄があります。 ①番目は、「便が快適に出てほしい」ということでした。腸閉塞を防ぐため下剤を飲んでいたので、水のような便が毎日のように出ていました。 ②番目は、「冷え性」です。若いころから、手足が冷え、足のゆびが黒紫色になっていました。 ③番目は、「食欲が出てご飯が待ち遠しくなりたい」です。規則正しく食事しなさいと言われたので、食後の薬を飲むためにも食事をしなければならないと思うのですが、なかなか食べられず、午後2時ぐらいまでになってしまう毎日でした。今のうちに食べないと夜の食事になってしまうと思って毎日、無理して食べていました。 問診表 |
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たまごビルに通院後、3回目の治療が済んで、気がつくと食事の時間が楽しくなってきました。信じられない。食事の時間が苦しかったのが嘘のようで、まるで自分ではないような気持ちになりました。今まであれほど食事をすること自体に苦しんでいたのに、食べ終わって、少し経つと次の食事が楽しみになることが不思議でした。 その後、たまごビルにお世話になってから2年が過ぎましたが、気持ちよく便もでて、風邪も引かず、腸閉塞も再発していません。 元々、私は胃腸が弱かったのですが、そのことが心筋梗塞になったり、腸閉塞になったり、皮膚のかゆみになったり、外反母趾になったりする主な原因になっていたとは思いもよりませんでした。こんなことは現代医学では分かりません。皮膚は皮膚科に、外反母趾は整形外科に、心筋梗塞は心臓内科に行くものと、思っていました。 しかし、不思議なことに全てROB療法で良くなりました。お薬も飲む必要がなくなりました。今まではできなかった雛人形を飾るという、前向きな考えも出てきました。自分で自分の前向きな気持ちに驚きました。 ROB療法で姿勢も良くなり、友達から”背が高くなった”と言われます。腸閉塞も再発せず、若いころからの冷え性もなくなり、排便も快適にでき、食事もおいしく食べられるようになりました。クスリも飲まなくていい状態になりました。しんどくてやる気も起こらなかったのが、元気にしていただくと自然と、しよう!やろう!という気になってきました。 |
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【石垣 院長 の講演】 Iさんの病気が良くなってきた原因は、3月5月8月の生きる力をつける講座で解明していきます。 「健康体と慢性疾患の関係」図で、Iさんは腸閉塞、心筋梗塞、皮膚のかゆみ、外反母趾、不妊などでその都度クスリを処方されていました。内臓全般の働きが弱っている高齢者に、様々なクスリを多量に出すと、クスリの副作用が大問題ですが、現代医療ではどこでも行われていることです。非常に大きな社会問題です。 |
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● I さんの心筋梗塞について 先ず、Iさんが受けてきた現代医療の心筋梗塞の検査を見ていきます。 Iさんは平成19年7月に心筋梗塞を発病しました。Iさんの心臓の右冠状動脈は狭窄部でほぼ100%詰まっていました。 Iさんの心臓の冠状動脈の狭窄の様子 |
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平成19年7月心筋梗塞のカテーテルの手術を受けました。ステントを入れて血管を広げ血液が流れました。それでも動悸が残りました。 ステント挿入 ステント挿入後の血液の流れ |
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平成20年7月腸閉塞を発症。緊急手術の予定でしたが、血栓防止のクスリ=バイアスピリン(血液を固まりにくくするクスリ)を飲んでいたため、手術は中止され、イレウス管で処理されました。鼻からチューブを通し、たまっている物を吸い出すため、非常に苦しい処置でした。左下の写真では、腸液とガスがたまり異常に腸管が太くなっています。腸閉塞の状態です。右下の写真では、イレウス管を入れて腸液を吸い出し、狭窄しているところは風船でふくらます処置をしました。 |
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● Iさんの腸閉塞について 処置前 処置後 |
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● Iさんの病歴 |
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● Iさんの腹腔鏡下イレウス解除術 7回も腸閉塞を起こしたため、いよいよ平成23年12月に腹腔鏡下イレウス解除術を行いました。しかし結果は正常で、腸閉塞はありませんでした。 Iさんは、手術で、悪い所を治療してほしかったのですが、悪い所は無く、このままではどうしたら良いのか分からなくなり、がっかりしました。主治医に相談したところ、現代医学ではこれ以上どうしようも無いため、たまごビルを紹介されました。 |
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● ROB療法の効果 腸閉塞を起こさなくなった 食事が苦痛であったのが待ち遠しくなった 動悸が無くなった 小さい頃からの冷え症がなくなり、手足が暖かくなった 手の指が細くなった (異常にむくんでいたが、小さいころから悪かったので、それが当たり前と思っていた。) 足の黒紫色がピンク色になった 腰が曲がっていたのが伸び、身長が高くなった 頚脚の皮膚のただれかゆみが無くなった 自分の前向きな行動に驚いた ● Iさんはなぜ何回も腸閉塞を引きおこしたのか 体質 (もともとの内臓の働きの弱さ) 老化 生活習慣の間違い クスリの副作用 医師は病気を良くするためにクスリを出しますが、高齢者に大量のクスリを出す事は危険 体の感覚を感じとる力の欠如 小さいころから起こっていれば悪い事が当たり前のように思えて、悪い事が分からなくなります。 今回から3月、5月、8月の3回にわたって、Iさんがなぜ何回も腸閉塞を引き起こしたのか、そしてなぜ良くなったのか、解説していきます。 |
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