11月度 生きる力をつける講座               平成24年11月10日



 生きる力をつける講座 

   悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、

        その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。



            自分の死をみつめて、生き方を身につける

○石垣 院長
 なぜ生きる力をつける講座を始めたのか。日本で生きる力自体が衰えているからです。それは何処から来たのか。なぜそうなったのか。どうすればよいのか。それを解決していきたいという思いで始めました。
生きる力が落ちたために、いろいろな病気になるケースもあります。例えばノイローゼ、いろんな皮膚疾患、いろいろな病気、引きこもりなど。

 今日は自分の死を見つめて生き方を身に付けること。なぜ死ぬのか、科学的な所から始めて、客観的に死を見つめてどう生きていくのが良いのかを、お話していきます。

まず宇宙から見ると、広大な宇宙の中の小さな銀河系の中の小さな太陽系の中に地球があります。知識としては知っていても、意識することで私たちの存在を正確にとらえることができます。また、死というものを現実に起こる問題として、とらえることができます。
 
45億年前に地球ができました。火の玉の状態から徐々に冷えていきます。大陸ができ、移動して現在に至っていますが、今も大陸が移動しています。私たちはその変動の中で生きているのです。私たちが住んでいるのは地球上のほんの薄い部分”地殻”のそのまた表面の一部です。宇宙の銀河系の太陽系の地球の上の、条件がととのったほんの小さな部分に生きています。ごく小さい範囲内で、私たちは生きているということを知っていただきたいのです。

45億年前にできた地球上に40億年前に生命が誕生し、さまざまに進化を続け、500万年前に人類が誕生し世界に波及しました。
27億年前には、地球上に大変なことが起こりました。酸素の増加が始まったのです。それまで、酸素に対応できない“嫌気性真核細胞”で出来ていた生物はここで、酸素を取り入れエネルギーに変える“αプロテオ細菌”を細胞内に取り入れることで生き延びていきます。これが現在の“ミコンドリア“です。私たちの体は、体を作り変えてでも環境に適応していくすごい力を持っているのです。
 

 宇宙が誕生して150億年、地球が誕生して45億年、生命が誕生して40億年、そして人類が誕生したのが500万年まえ、しかし文明が発達して1万年しかたっていません。これからも進化していきます。私たちの体には長いゝ歴史があるのです。 
 ○それでは生命とは何か。

【生命とは】
 @膜(まく)をもって周囲の外の世界とは、独立した空間を維持している。
 A外の世界より、必要なものを内の世界に取り入れ・不要なものを排出する。
 B繁殖をする。
 C世代の交代を通して、「いのち」をつなぎ、「いのち」をつなぐために進化するもの

○人間が生物として生きる条件
 @食べられて生きている
 A殺されずに生きている
 B自然に適応して生きている
 C生殖し、子を生み育てるために生きている
 D我々とは何か、どこから来てどこに行くのかを確かめるために生きている
 E我々は生物・地球の環境のためにいかに貢献できるかを発見し、活動するために生きている

ここで患者さんの体験談が披露されました。

 “食後の薬”を飲むために食事をしなければならなかったこと。しかし食欲が無く、食べられないため無理に食べていたこと。
  これは、内臓が弱り、体が食事を欲していないのに、“食後の薬”を飲むため無理に食べていた。
  とても苦痛だったとのことです。

 体に聞くことが大切です。本当に食べたいのか体に聞くことです。

ここで素直な体にするためROB治療(内臓調整)が有効です。自律神経を整え、内臓が働き
出すと、食欲が湧き、おいしく食べられるようになります。
まず食べ方から始めましょう。ROB治療(内臓調整)で体を整え、体に聞いて生活すれば、病気の予防にもなります。

○どのように生活すればよいか

40億年の「しくみ」におまかせする

  ○「からだ」には「からだ」の「しくみ」があるということです。
   40億年につちかってできた「からだ」の「しくみ」が私達には備わっています。
   その「しくみ」が喜ぶように生活することが、その「からだ」の「しくみ」をいかし、
   その「しくみ」がとどこおりなく「はたらく」ことになります。
  ○その「しくみ」におまかせすることが、「死にゆく」準備となります。

その「しくみ」が喜ぶように生活する − 大往生

  ○「からだ」が喜ぶように生活していれば、後は「おまかせ」です。「からだ」の喜び
    (プレジャー)のままに、「からだのしくみ」におまかせです。
  ○「生きぬく、死にゆく」という「しくみ」に「おまかせ」です。
  ○計らい、考え、悩み、後悔する必要はありません。
  ○文明ということにかかわらない一年草のように、野生の動物のように「生きぬく」・
    「死にゆく」ことになります。

これが大往生です。
   全ての人に備わっている「からだ」の「しくみ」です。


【安心と生きがいは「いのちをつなぐ」ところにある

 一人ひとりの人間は、すべての「生きもの」と同じくヒトという「種」の
 「いのちをつなぐ」一つひとつの鎖の環(わ)という部分です。
 その鎖の環の部分である私達にいたるまでに、最初の生命から40億年過ぎています。
 また、これから未来につづいてゆく大きな「いのちのつながり」に通じているのです。

そこに私たちは大きな安心とやすらぎと生きがいを得られるのです。
それが「生きていてよかった」ということです。
また、「悔いなくお迎えの車にのれる」こと、大往生ということです。

死の体験】  自らの遺影を体験する

 副院長の講演がありました。
  遺影とは自分の姿が後世にも残るものです。どのような自分の姿を残すか。

  参加者の希望
    一番華やかなもの
    花を育てることが好きだったので、土手の写真を背景にして季節の花を活けて欲しい。
     

           

            
若い人たちも初めての死の体験で、楽しく?体験しました。 
 
  
 この様に、たまごビルでは「健康講座」で病気の予防を、
「生きる力をつける講座」で事件の予防をし、
身体的にも精神的にも「生き抜く力」をみにつけていただくことを目指しております。
人生を楽しむ事が出来るのです。