8月度 生きる力をつける講座               平成24年8月11日



 生きる力をつける講座 

   悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、

        その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。



            38歳になる娘が現在も引きこもり家庭内暴力に!

○石垣院長
「引きこもり家庭内暴力」これは、どこの家庭で起こっても不思議ではありません。誰でも、ふつうに食べて生きて行けるありがたい日本で、どう生きていけばよいのか、考えて行きたい。大量に殺される戦争や飢餓のない日本で、緊張感の無い豊かな日本で、自分自身が人生を楽しむために、どのように生きて行くのか考えて行きたい。
 
○石垣副院長
どうして「引きこもり」が起こるのか、考えて行きましょう。
参加者からの意見を聞きました。
 ・親の愛情や、生活、結婚などが関係しているのではないか。
 ・自分の娘なら、張り飛ばす。原因をつかんで対応する。
 ・こういった問題は根が深い。
などのご意見がありました。

保護司の経験がある参加者からは、
 ・小さい頃からの家族とのかかわり、愛情の分散なども関係している。保護司として、
 問題を抱えている子供を半年間預かりますが、月2回の訪問をきっちり実行する人たちは、
 更生をはたし、家庭や仕事に復帰していきます。月2回の約束が守られない家庭は、長引いて
 いきます。
 子供が昼に仕事をし、親が夜に仕事をするので、すれ違いになる場合でも、子供が帰ったら、
 食事の支度がしてあるような、家族との絆があれば、更生していきます。子供も、自分も
 頑張らないと いけないと思うようです。

他の参加者から
 ・親が厳しかったが、「他人に迷惑をかけない」「どんな時でも強く前向きに」と教えられた。
 厳しいだけではなく、子供とのふれあい、思いやりをもってふれあう事が大切。
 ・自分も子供も自分自身をうまく出せない所があります。小さい所では気付くが、
 お互いに解らない所がいっぱいあります。

副院長から
 子供は何時まで経っても子供という考え方をする人がいる。一緒に棺桶に入れたら良いけれど
 そうはいきません。一人前になってから教育するのは難しいので、自覚が出来たころから教育して
 行く必要があります。

たまごビルの本『内臓調整による医療革命』の「人の一生」 (P196左1行目〜P197左5行目)から引用
 子供は親の庇護を離れる時が来ます。自分自身の能力を査定され、他者から価値観を求められ
 ます。自分自身の肩に責任が降りかかって来た時、これに対処する力を持っているかどうかです。
 対応が出来ないと、身心の緊張から、ノイローゼ、アトピーなどを起こし、自殺してしまう事も
 あります。 
他に、非常にショッキングな話がありました。
 ・大学時代、大学の先生(女性)の話です。娘が何も言わず、すり寄って来たのですが、
 「なんやねん」とつっ ぱねました。翌日娘は自殺しました。なにか言いたかったのだろう、
 身体をすり寄せて来たのは。聞いてもらえないので、あきらめて何も言わず自殺したのでは
 ないか。後悔が残ります。

その他の意見。
・自分の周りでも、家出や自殺の例があります。一見良い子に見える真面目な人が
 行き詰るように思える。良い子は本音を言えなくなる。耐えられなくなって、家出、自殺になる。
・人を尊敬できたり、周りの人と価値観を共有できる事がたいせつ。
・親が挨拶すると、子供も挨拶する。こちらから挨拶するようにする。
・子供が小さい時に子供を預けて仕事。かわいい時期に預けてもったいない。もっと子供と一緒に。
・子供の事で、自分がどうしたらいいか分からなくなった。その時、主人の言葉で、自分が落ち着き、
 子供も落ち着く。夫婦がぐらつかないこと。身体が元気、心が元気でないといけない。
・仕事で忙しい時は、子供がかまって欲しくても、知らん顔する。腹が立ったら叩く。これを38年間
 教えた結果、38才でひきこもり、家庭内暴力となったのではないか。

生きる力を付ける講座は、いろいろな人が一堂に会して、いろいろな意見を伺い、いろいろな
角度から考えて行きます。一人で悩まず、結論をださず、いろいろなことを聞かして頂いて、一つ一つ
身に付けていきましょう。



 ○石垣院長から
難しい問題と言うと、難しい問題になり、簡単だと言うと、簡単になる。そこが人生の面白い所です。
難しい問題を、簡単に分かりやすくさせてもらいます。

◎今回は全身呼吸法ARRBの実習です。

 全身呼吸法ARRBを行うと
  ■呼吸が深くなる 
  ■全身の循環が良くなる。
  ■重心が安定する 
  ■心が豊かになる
  ■消化吸収・排泄力がつく


このように生きるための基本的な「はたらき」が整うと、「生きぬく力」ができてきます。頭で考えなくても、
心で感じるようになるのです。子供の出すシグナルを感じられるようになります。
血液は20%の動脈血と80%の静脈血からなっています。

横隔膜が下がると、空気が入り込み、横隔膜が上がると空気吐き出されます。
この時、横隔膜が充分に動くには、横隔膜の下にある「上腹部」が柔らかく、柔軟性があることが必要です。

内臓調整(ROB治療)で「上腹部の柔軟性」を正常にすると、横隔膜の動きがよくなります。

横隔膜の動きがよくなると肺が大きく動き、充分に酸素を取り込めば、新鮮な酸素を充分に蓄えた動脈血が全身に行き渡ります。また、横隔膜と呼吸が連動することによって静脈血がスムーズに心臓に送りこまれれば、循環がよくなり、心臓の負担が軽くなり、高血圧が改善されます。
 
 

全身呼吸法ARRBは、さらに呼吸を深めるもので、心を落ち着かせ、「生きぬく力」の源になるものです。

 全身呼吸法ARRBの手順
  @イス1/3前にかける
  A脚は肩幅に開く
  B膝は直角
  C両手の指先をミゾオチ部分にあてる
  D前傾しつつ
  Eフーッフーッと2回短息で吐<
  F3呼目は長く吐きつつ
  G折り曲げ肩もすぼめる
  H8分目に吐いたらフッと力をゆるめる (横隔膜が下がり空気が瞬間に入る)
  I手を離し起き上りつつ、両手を挙上しつつ大きく吸う(肋間筋のはたらき)
  J吸いきったら、両手を左右後下方に円を描<ようにゆっくり下ろして、吐<
  Kゆっくりした自然な呼吸を3回する

 この順序を5回繰り返す
 (ご注意)全身呼吸法ARRBは無理に行うと、ふらつきや、めまいが起こる場合があります。
      必ず個別指導を受けて下さい。

 



体をととのえること(修身)で心がととのいます。
全身呼吸法ARRBの原理については河内新聞平成24年8月25日号をご参照ください。
 
  
 この様に、たまごビルでは「健康講座」で病気の予防を、
「生きる力をつける講座」で事件の予防をし、
身体的にも精神的にも「生き抜く力」をみにつけていただくことを目指しております。
人生を楽しむ事が出来るのです。