5月度 生きる力をつける講座               平成24年5月12日



 生きる力をつける講座 

   悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、

        その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。



            定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい

○最初は、ショッキングな話題から講座が始まりました。
「僕はパパを殺すことに決めた」と言う題材です。
2006年6月20日奈良エリート少年自宅放火事件を題材にし、
いかにして、少年が父親を殺そうとし、自宅に放火するに至ったかの背景を分析しました。

○石垣院長
「僕はパパを殺すことに決めた」と言う極端な題材と、
今回の“生きる力をつける講座”のテーマである“定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい”の
共通点は「行き違い」です。
 放火殺人に至った少年も、実際は父親から深く愛され、期待される存在でした。
少年も、医師である父に憧れ、期待に答えようと関西でも有数の私立進学校に入学します。
しかし、暴力をふるう父親、成績の上がらない息子、両親の離婚、再婚などで、
本来愛し愛されていた親子に、“行き違い”が生じ、事件が発生します。
“定年後家でゴロゴロする夫がうっとうしい”の題名は、ユーモラスですが、これも“行き違い”で、
大変な事になる場合もあります。ここで、紹介したいのは、たまごビルの本“内臓調整による医療革命”
の記事、“夫婦喧嘩の勧め”(194ページ)です。

○石垣副院長

         

“夫婦喧嘩の勧め”について、副院長が患者さんから、話を聞きました。
朝6時半ごろ家を出て、夜9時過ぎまで帰らなかった夫が、定年後常にそばに居る事で、
妻にとってはストレスになって行きます。少しずつ、ストレスをためて行くと、
夫婦ともにイライラが募っていたたまれなくなります。
その解決には、がまんして中途半端な状態にしているより、とことん話し合いをし、
お互いの気持ちを知ることが大切です。時により、ぶつけて行かないと、
自分の心も伝わらないし、相手の気持ちも分からないものです。

 副院長が患者さんの相談を受けた経験では、多くの方が夫婦の問題を相談されています。
しかし、夫から自分の気持ちを伝えると、“1週間も10日も弁当を作ってもらえない”
と言うような人もいます。
そこで、いいかげんなところで暮らして行くのでしょうが、いいかげんなところで納めるより、
夫婦の間は、正味ぶつかる方が、結果的には、うまくいっている事が多いのです。
それをしないで、いいかげんなところで、妥協している夫婦は、ずっと、
何かしらうまくいかない状態が続いていく事になります。

患者さんとの対話を通して色々な家庭の話が有りました。
うまくいっている家庭は、なにか、お互いに工夫している事が分かりました。
スタートは、恋愛から始まり、子供が出来、落ち着きます。
そして、“定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい”となってきます。
年をとって、こうなるとは思っていなかった事です。

そこで、お互いの気持ちの「行き違い」を無くす、夫婦喧嘩が大切になります。
そして、一生懸命働いてきた夫、支えてきた妻にお互い「感謝して過ごす」事が大切です。
また、ゴロゴロしない為に、「自分が一生したい事」を見つけておくのも大切です。

基本的には、身体づくりです。身体が調子悪いと、何事もうっとうしくなります。
そこで、ROB治療(内臓調整)を受けて、自律神経をととのえていただき、身体全体の働きを高め、
健康で有る事が大切な事です。

○基本体操と呼吸  石垣院長
身体の大きな仕組みを知ってもらいたい。
それは、今の医学は、素晴らしい部分が有りますが、しかしながら、大きく抜けた部分が有ります。
胃を例にあげると、今の医学では、胃の潰瘍やガンは見つけられ治療をする事が出来ます。
他のガンや骨折なども同様で、これらを器質的な疾患と言います。

 しかし、器質的な疾患になる前に、内臓の働きの弱りが有ります。
しかし、今の医学では、働きの弱りが分かりません。
とくに胃から腸の働きが弱って高血圧になる、精神的な病気になる、腰の痛みや変形性膝関節炎が出ます。しかし、今の医学では、胃から腸の働きが弱る事で、高血圧や腰痛、首の痛み、精神的な疾患が出る事が、分かっていません。
それを理論的にも解明し、確かな治療効果を出しているのがROB治療(内臓調整)です。
石垣院長が人体模型の臓器を全部はずして見せました。
人体の空間が分かります。間にある“横隔膜”が下がると、肺の空間が広がり、酸素を吸い込みます。
同時に、横隔膜が下がると、下にある内臓が圧迫され、
内臓の中の静脈血が心臓に戻されます(静脈環流)。
血液の80%をしめる静脈血を充分に心臓に戻す事で循環が良くなります。
8月には身体の空間を利用して、静脈環流を活かし、身体全体の循環を良くする体操の実技を予定しています。
静脈環流については河内新聞の5月15日号の記事をお読み下さい。
 
  
 この様に、たまごビルでは「健康講座」で病気の予防を、
「生きる力をつける講座」で事件の予防をし、
身体的にも精神的にも「生き抜く力」をみにつけていただくことを目指しております。
人生を楽しむ事が出来るのです。