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定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい |
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○最初は、ショッキングな話題から講座が始まりました。 「僕はパパを殺すことに決めた」と言う題材です。 2006年6月20日奈良エリート少年自宅放火事件を題材にし、 いかにして、少年が父親を殺そうとし、自宅に放火するに至ったかの背景を分析しました。 |
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○石垣院長 「僕はパパを殺すことに決めた」と言う極端な題材と、 今回の“生きる力をつける講座”のテーマである“定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい”の 共通点は「行き違い」です。 放火殺人に至った少年も、実際は父親から深く愛され、期待される存在でした。 少年も、医師である父に憧れ、期待に答えようと関西でも有数の私立進学校に入学します。 しかし、暴力をふるう父親、成績の上がらない息子、両親の離婚、再婚などで、 本来愛し愛されていた親子に、“行き違い”が生じ、事件が発生します。 “定年後家でゴロゴロする夫がうっとうしい”の題名は、ユーモラスですが、これも“行き違い”で、 大変な事になる場合もあります。ここで、紹介したいのは、たまごビルの本“内臓調整による医療革命” の記事、“夫婦喧嘩の勧め”(194ページ)です。 |
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○石垣副院長 |
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“夫婦喧嘩の勧め”について、副院長が患者さんから、話を聞きました。 朝6時半ごろ家を出て、夜9時過ぎまで帰らなかった夫が、定年後常にそばに居る事で、 妻にとってはストレスになって行きます。少しずつ、ストレスをためて行くと、 夫婦ともにイライラが募っていたたまれなくなります。 その解決には、がまんして中途半端な状態にしているより、とことん話し合いをし、 お互いの気持ちを知ることが大切です。時により、ぶつけて行かないと、 自分の心も伝わらないし、相手の気持ちも分からないものです。 副院長が患者さんの相談を受けた経験では、多くの方が夫婦の問題を相談されています。 しかし、夫から自分の気持ちを伝えると、“1週間も10日も弁当を作ってもらえない” と言うような人もいます。 そこで、いいかげんなところで暮らして行くのでしょうが、いいかげんなところで納めるより、 夫婦の間は、正味ぶつかる方が、結果的には、うまくいっている事が多いのです。 それをしないで、いいかげんなところで、妥協している夫婦は、ずっと、 何かしらうまくいかない状態が続いていく事になります。 患者さんとの対話を通して色々な家庭の話が有りました。 うまくいっている家庭は、なにか、お互いに工夫している事が分かりました。 スタートは、恋愛から始まり、子供が出来、落ち着きます。 そして、“定年後、家でゴロゴロする夫がうっとうしい”となってきます。 年をとって、こうなるとは思っていなかった事です。 そこで、お互いの気持ちの「行き違い」を無くす、夫婦喧嘩が大切になります。 そして、一生懸命働いてきた夫、支えてきた妻にお互い「感謝して過ごす」事が大切です。 また、ゴロゴロしない為に、「自分が一生したい事」を見つけておくのも大切です。 基本的には、身体づくりです。身体が調子悪いと、何事もうっとうしくなります。 そこで、ROB治療(内臓調整)を受けて、自律神経をととのえていただき、身体全体の働きを高め、 健康で有る事が大切な事です。 |
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○基本体操と呼吸 石垣院長 身体の大きな仕組みを知ってもらいたい。 それは、今の医学は、素晴らしい部分が有りますが、しかしながら、大きく抜けた部分が有ります。 胃を例にあげると、今の医学では、胃の潰瘍やガンは見つけられ治療をする事が出来ます。 他のガンや骨折なども同様で、これらを器質的な疾患と言います。 しかし、器質的な疾患になる前に、内臓の働きの弱りが有ります。 しかし、今の医学では、働きの弱りが分かりません。 とくに胃から腸の働きが弱って高血圧になる、精神的な病気になる、腰の痛みや変形性膝関節炎が出ます。しかし、今の医学では、胃から腸の働きが弱る事で、高血圧や腰痛、首の痛み、精神的な疾患が出る事が、分かっていません。 それを理論的にも解明し、確かな治療効果を出しているのがROB治療(内臓調整)です。 石垣院長が人体模型の臓器を全部はずして見せました。 人体の空間が分かります。間にある“横隔膜”が下がると、肺の空間が広がり、酸素を吸い込みます。 同時に、横隔膜が下がると、下にある内臓が圧迫され、 内臓の中の静脈血が心臓に戻されます(静脈環流)。 血液の80%をしめる静脈血を充分に心臓に戻す事で循環が良くなります。 8月には身体の空間を利用して、静脈環流を活かし、身体全体の循環を良くする体操の実技を予定しています。 静脈環流については河内新聞の5月15日号の記事をお読み下さい。 |
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この様に、たまごビルでは「健康講座」で病気の予防を、 「生きる力をつける講座」で事件の予防をし、 身体的にも精神的にも「生き抜く力」をみにつけていただくことを目指しております。 人生を楽しむ事が出来るのです。 |